マネーフォワードがETCカードの取り扱いを開始、ビジネス支出管理が一新

マネーフォワードが新たにETCカードを導入

マネーフォワードは、2025年秋に新たにETCカードの取扱いを開始すると発表しました。このサービスは、法人や個人事業主向けに提供されるもので、特に業務用車両を運用している企業には大きな利便性をもたらします。高速道路利用時の経費管理が、オンラインで一元化されるため、社員の経費精算にかかる手間が大幅に軽減されることが期待されています。

ETCカードの利便性

このETCカードは、『マネーフォワードビジネスカード』のユーザー向けに設計されています。オンラインでカードを発行したり、管理したりすることが可能で、利用した明細が『マネーフォワードクラウド』と自動で連携されるため、経費の透明性が高まります。また、従来のクレジットカードとは異なり、個別に発行できるため、クレジットカードを利用していない部署や従業員に対しても柔軟に対応できる点が特長です。

ETCカードは年会費も無料で、利用額の1%がポイント還元されるなど、金銭的なメリットもあります。さらに、この取り扱い開始を記念して、今後特別なキャンペーンが予定されているとのことです。

業務効率を高めるシステム

マネーフォワードがこのETCカードを導入する背景には、高速道路利用の経費が煩雑であるというニーズの増加があります。経費明細の収集やETCカードの発行手続き、管理などが煩雑であると感じている企業が多く、効率的な支出管理の需要が高まっています。このETCカードを導入することで、発行から明細収集、経費精算や仕訳作業までオンラインで完結するため、業務全体の効率化が期待されます。

特徴的な機能

1. オンライン発行と管理

カードはウェブ管理画面から発行・追加・解約することができ、複数名義の登録も可能です。このため、社員間での共有が容易になり、業務効率が向上します。

2. 明細の自動連携

ETCカードの利用明細はマネーフォワードのクラウドに自動で取り込まれます。自動仕訳ルールを利用することで、手動での入力ミスを防ぎ、経理業務の効率化が実現します。

3. データの可視化

利用明細には利用日、料金所通過時刻、金額など、必要な情報が含まれており、それらを一元管理することで支出状況を明確に把握できます。

ビジネスカードとの連携

マネーフォワードのビジネスカードは、法人や個人事業主向けに設計された高額決済可能なカードです。カードの利用上限を設定できる「カードコントロール」機能やリアルタイムでの利用明細の反映が可能で、従業員の経費支払にも対応しています。このように、クラウド上でのデータ管理を通じて、スピーディな月次決算や経費処理を実現しています。