カラオケの100点は本当に「上手い」を意味するのか?
カラオケでの精密採点で100点を出すことは、多くの人にとって「歌が上手い」という証のようになっています。特にSNSでは、その数字が称賛を呼ぶ一方で、音楽の本質についての疑問を投げかける存在でもあります。
音色兼備(いろどりきび)のボーカリスト、鶴田香耶(つるたかや)は、この点について独自の視点を持ち、「100点だから上手いとは限らない」と明言します。その真意について、詳しく紐解いていきましょう。
鶴田香耶の考える歌唱力とは
「音程やリズムがしっかりしていることは歌の基本。ただし、点数が高くても聴き手の心に残らない歌は多い」と鶴田は語ります。彼女は、感動を与える歌の力こそが本当の歌唱力に繋がると信じています。
採点の意義と限界
採点は努力の証であり、歌の上達を可視化する素晴らしいツールではありますが、歌の価値のすべてではないと彼女は主張します。実際、鶴田はレッスンで特に重視しているのは以下の点です。
- - 歌詞の理解や解釈
- - どんな人物としてその曲を歌うか
- - どんな感情を込めて歌っているか
- - 聴き手に何を感じてもらいたいのか
「これらが曖昧なまま歌っても、聴き手の心には響かない」と彼女は語ります。歌の技術は条件であり、完成された答えではないと強調します。
本当に感動を与える歌作り
「100点を狙うことは可能ですが、感動を与える歌を生むことは何倍も難しい」と鶴田は続けます。その理由は、感動の歌に正解はなく、それが歌い手の人生や感性、解釈を問うからです。
音色兼備の歌唱力の定義は「技術 × 解釈 × 伝達」です。「どれほど美しい声であっても、その背後にある理由が説明できなければ弱い。逆に、理由がしっかりしている歌は聴く人の心に深く入り込む」と語ります。
採点文化との向き合い方
カラオケ採点文化は、歌の練習をより身近にする良い流れではありますが、鶴田は問いかけます。「あなたの歌は、誰かの記憶に残っていますか?」それに対する考えが、彼女たちの目指す方向であると言えます。数字は結果として残りますが、感動は人々の心に長く生き続けます。「だから私たちは、点数の先にあるものを教えたい」と強く感じています。
これからのカラオケチャレンジ
音色兼備は、カラオケ100点を取りやすい曲のアドバイスも提供しています。具体的には、男性にとって歌いやすい福山雅治の「桜坂」や、女性に向けてのいきものがかりの「ありがとう」など、多彩な曲が挙げられています。これらの曲は、歌いやすさと高得点の両立が可能です。
さらに、100点に近づくためのコツも紹介されています。余計なアレンジを入れずに原曲に忠実に歌うこと、ビブラートを安定させることが重要です。
新たなスタンダードを目指して
音色兼備は、引き続き音楽イベント「THEカラオケ★バトル」やSNSで活躍し、2月15日からは100点動画を公開する予定です。カラオケの新しい楽しみ方を提案し続ける彼女たちの挑戦に、ぜひ注目してみてください。