タリーズコーヒーが業務効率化を図る
タリーズコーヒーが、業務デジタル化を促進するため、株式会社ドリーム・アーツの提供する「SmartDB(R)」と、デジタル集客を支援する「カンリー店舗集客」を連携させることを発表しました。この連携は2025年4月30日から開始され、店舗の運営効率と顧客体験を向上させることを目指しています。
SmartDB(R)とは?
SmartDB(R)は、大企業向けに特化したクラウドサービスで、ビジネスプロセスをデジタル化し業務を効率化するためのプラットフォームです。タリーズコーヒーは2021年にこのシステムを導入し、店舗情報の集中管理を実現しました。当初は、各部署ごとにExcelで管理されていた情報が多岐に渡り、運営における非効率さが目立っていました。そこで、SmartDB(R)を活用し、300項目を超える店舗情報の一元管理を行うことで、運営効率を改善しました。
カンリー店舗集客との連携
2023年7月から、タリーズコーヒーはSmartDB(R)を活用し、カンリー店舗集客との運用体制を整えました。このシステムを通じて、店舗情報や口コミを一元管理することが可能となり、情報の更新作業が大幅に効率化されます。具体的には、SmartDB(R)に更新された店舗情報が自動的にカンリー店舗集客に反映されるため、複数の情報チャネルへの手動での更新作業が不要になります。
期待される効果
この連携によって期待される主な効果は以下の通りです:
- - 店舗情報の精度向上:営業時間の変更やキャンペーン情報などを迅速に更新し、顧客に正確な情報を提供します。
- - 業務の効率化:更新作業が一元化されることで、時間と労力を大幅に削減します。
- - 属人化の防止:情報更新のプロセスが統一され、社内全体での標準化が図れます。
開始はGoogleビジネスプロフィールから
初めに連携されるのはGoogleビジネスプロフィールですが、今後は各種SNSなど対応するチャネルを拡大していく計画です。このシステムの利用によって、タリーズコーヒーはより円滑な顧客体験を提供し、地域に根ざしたコミュニティーカフェとしての使命を果たしていくことになります。
タリーズコーヒーの目指すもの
タリーズコーヒーは、地域社会に根ざしたカフェとして本格的なコーヒーと共に、心地よい空間を提供することを理念としています。顧客や従業員の満足度を向上させるために、効率的な店舗運営と強い顧客接点の構築に努めています。
連携の具体的な効果について、タリーズコーヒージャパン株式会社のマーケティング本部山本氏も言及しており、従来の運用の煩雑さが解消されることへの期待感を示しています。こうした進化は、タリーズコーヒーにとって新たなステップとなるでしょう。