月面ロボット授業
2025-10-21 13:00:22

葛飾区の小学校で行われたタカラトミーの特別出前授業と月面ロボットの興味深い世界

秋の夜長に月を見たくなる授業



2023年10月18日、東京都葛飾区に位置する清和小学校で、株式会社タカラトミーが主催する特別な出前授業が実施されました。このイベントには、宇宙やロボットに興味を抱く89名の児童が参加し、終始熱気に包まれた雰囲気の中で進行されました。

この特別授業は、同校がJAXAとタカラトミーの共同プロジェクトによって開発された超小型変形型月面ロボット「SORA-Q」のアンバサダー企画への賛同から生まれました。タカラトミーの開発担当者である米田陽亮さんとプロジェクトリーダーの赤木謙介さんが、子どもたちへの宇宙の不思議や「SORA-Q」の開発秘話をわかりやすく解説しました。授業の中で行われた二択クイズには、子どもたちが積極的に参加し、「地球から月までの距離が38万キロある」との赤木さんの言葉には、思わず驚きの声が上がりました。

授業の後半では、6人の児童が実際に「SORA-Q」のフラッグシップモデルを操作する体験を行い、自らの手でロボットを動かす楽しさを味わいました。授業の最後には、タカラトミーから同校に「SORA-Q Flagship Model」が2台手渡され、参加した子どもたちから感謝の拍手が巻き起こりました。この「SORA-Q」は、2024年1月20日に月面へ着陸する予定の世界最小、最軽量の月面ロボットです。赤木さんは、「次の満月の日には、SORA-Qがいる月をぜひ見てほしい」という言葉で子どもたちに呼びかけました。

授業を受けた子どもたちの中から、特に印象に残った感想を持つ児童に話を聞いてみました。7歳の尾花さんは実際に「SORA-Q」のフラッグシップモデルを操作したことについて、「操作は難しかったけれど、とても楽しかった」と笑顔で語りました。また、同じく7歳の工藤さんは、「月に物を運ぶのは1キログラムあたり100万円もかかると聞いて驚いた」と、その高コストに驚きを隠せない様子でした。

今回の特別出前授業は、子どもたちに宇宙に対する興味をさらに引き立たせる素晴らしい機会となりました。タカラトミーの取り組みは、未来の科学者やエンジニアを育てる足がかりとなることでしょう。次回は、リアルに月面で活躍する「SORA-Q」を通して、もっと多くの子どもたちが宇宙に夢を抱くことを期待したいものです。


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