NEWLOCALと小松DMCが合弁会社「小松企画」を設立
2025年4月18日、東京都に本拠を置くまちづくりスタートアップ株式会社NEWLOCALが、石川県小松市の地域活性化を目指している株式会社小松DMCと合弁会社「株式会社小松企画」を設立しました。この合弁会社は、地域の文化と観光資源を活かした新しいプロジェクトの立ち上げを計画しています。
小松市の文化的背景
小松市は、九谷焼や伝統的な町衆文化が息づく、非常に豊かな文化圏を有しています。この地域は、歴史的な価値を持つ城下町の風情が残り、港町としての背景も抱えています。近年では、北陸新幹線の延伸と国際空港の活用により、インフラが充実し、観光やビジネスの面での発展も期待されています。こうした背景を持つ小松市が、新たな地域づくりに乗り出すことは、そのアイデンティティを再確認し、未来に繋げる重要なチャンスと言えるでしょう。
小松企画の構想
「株式会社小松企画」は、小松市でのまちづくりを進めるために、以下のような構想を描いています。
1. 城下町・駅前ゾーン
歴史的な資源が豊富なエリアを活かし、町家を改装した分散型ホテルを2025年の夏にオープン予定です。地域のコミュニティの核となるカフェや宿泊施設の開発も計画されており、段階的に宿泊機能を拡充させていく予定です。
2. 安宅・港町ゾーン
富裕層のインバウンド客もターゲットとして、北前船の元廻船問屋の屋敷を高級宿としてリノベーションし、2025年夏にオープンする計画です。地域文化を体験できるコンテンツやギャラリーも設置され、地元の飲食事業者と連携しながらガストロノミーを促進していきます。
宿泊事業の推進と人材募集
「小松企画」は現在、宿泊施設の支配人を募集しています。小松市内の歴史的な古民家を改装した宿泊施設がプロジェクトのスタート地点であり、この場が地域文化と密接に関わることで、魅力的な滞在体験を創出することを目指しています。地域に根ざした新たな観光体験を提供するために、ぜひご応募ください。詳細は、
小松企画の支配人募集ページをご覧ください。
経営陣の紹介
代表取締役:石﨑陽之
1989年生まれで、石川県能美市出身の石﨑氏は、地域資源を活用した地域ビジネスの実践に情熱を注いでいます。彼のリーダーシップのもと、「小松らしさ」をテーマにした観光事業が進められています。
取締役:石田遼
多様な経歴を持つ石田氏は、まちづくりに対する強い情熱を持ち、日本各地で持続可能な地域モデルの実現を目指しています。
最後に
今回の合弁設立は、小松市が持つ文化とアイデンティティに新しい命を吹き込み、地域密着型のまちづくりを進めるための重要なステップです。NEWLOCALと小松DMCの協力により、小松市の未来が広がることに夢と期待が高まっています。地域の文化を大切にしながら、新たな取り組みを進めていくべく、小松市が生まれ変わる瞬間を共に見守りましょう。