CIC Japan合同会社は、ディープテック関連のスタートアップを支援するCIC Instituteでの新たな体制を発表しました。10月1日付で加々美綾乃がディレクターに就任し、これまでの経験をもとに、CIC Instituteの使命である「日本発のイノベーションを世界へ」の実現に向けて取り組みます。
加々美は東京大学での博士号取得後、ライフサイエンス分野の研究開発政策に従事し、海外でのスタートアップエコシステム研究を通じて、日本の科学技術政策の推進に尽力してきました。2021年にCICに加わって以来、彼女はアシスタント・ディレクターとして、ディープテック分野のスタートアップ支援や、海外展開のための伴走支援に貢献してきました。
ディレクター就任によって、加々美はCIC Instituteのチームをさらに拡大し、ディープテック分野に特化したスタートアップ支援を強化します。具体的には、福岡や大阪など新しい拠点の設立を通じて、国内外のスタートアップとの連携を一層強化し、グローバルなイノベーションエコシステムを目指します。彼女は以下のようにコメントしています。
「このたびCIC Instituteのディレクターに就任しました。ディープテック分野のスタートアップ支援やエコシステム構築のニーズに対応し、これからも日本から世界へ羽ばたくイノベーションを後押ししていきたいです。」
一方、これまでCIC Instituteのディレクターを務めてきた名倉勝は新たな挑戦のため、共同ディレクターとしての役割を果たした後、来年3月末にCICを退任します。しかし、名倉は退任後もCICのアドバイザーとしてその知識と経験を共有し続けます。名倉は、ボストン留学時代にティム・ロウと出会い、その後CIC Tokyoの立ち上げメンバーとして関わり、日本初のCIC拠点を成功に導きました。
CIC Instituteは加々美綾乃とアシスタント・ディレクターの溝手翠のもと、スタートアップがグローバルに展開できるよう、さらなる支援を強化します。CICが東京から福岡、大阪へと拠点を広げる中、CIC Instituteも活動範囲を拡大し、日本のスタートアップエコシステムのさらなる発展を期待されているのです。
CIC Instituteはイノベーションエコシステム構築を専門とし、地方自治体や大学などと連携しながら成功を収めるスタートアップの成長を支援する組織です。数多くのプロジェクトを進行中であり、今後もニーズに応じたプロジェクト実行を目指しています。加々美のリーダーシップのもと、CIC Instituteの新たな歩みが期待されます。