八重洲・日本橋・京橋エリアに誕生する社会起業家支援拠点
東京エリアにおいて、新たな社会起業家のハブとなる「TOKYO SOCIAL COMMUNE」(以下、TSC)が八重洲・日本橋・京橋エリアで始動しました。このプロジェクトは、株式会社talikiを事業主体とし、ATOMica、Zebras and Company、東京建物の4社が協力し、社会課題解決に向けた取り組みを強化していくものです。TSCは「つなげる、解きはなつ、未来をつくる」というコンセプトのもと、地域の活性化や社会課題の解決に挑む新たなビジネスの誕生を支援します。
アクセラレーションプログラム「RISE」
TSCの一環として、シード期のソーシャルスタートアップやゼブラ企業の起業家を対象にした5か月間のアクセラレーションプログラム「RISE」が開始されます。このプログラムは、社会課題をビジネスで解決するための実践的なメンタリングや、豪華ゲストによる講義、マーケットイン戦略の構築などを提供するもので、参加者を募集しています。募集は2023年3月3日(月)23:59までとなっており、選考を通過した約15名程度が参加できる予定です。詳細は公式サイトにて確認できます。
コワーキングスペース「TOUCH」
さらに、TSCでは社会課題解決の拠点となるコワーキングスペース「TOUCH」を2025年2月20日(木)にオープンする予定です。こちらは、東京建物が運営するインキュベーション施設「xBridge Kyobashi」内に設置されます。コワーキングスペースとして、起業家同士のネットワーキングや情報交換の場を提供し、支援者とのマッチングイベントも開催される予定です。ここでは、様々な業種の社会起業家が集まり、共に学び合うことで、より強固なコミュニティを形成していくことが期待されます。
専門性の異なる4社の強力な連携
このプロジェクトには、コミュニティマネジメント、ゼブラ企業支援、社会起業家支援、まちづくりというそれぞれ異なる専門性を持つ4社が集結しています。
- - 株式会社ATOMicaは、全国でソーシャルコワーキング事業を展開し、人と人を結ぶコミュニティづくりに注力しています。
- - 株式会社Zebras and Companyは、社会課題解決に挑戦できる企業創出を目指し、投資と経営支援を行っています。
- - 株式会社talikiは、社会課題解決事業の立ち上げをサポートするインキュベーション事業を手がけ、オープンイノベーションを促進しています。
- - 東京建物株式会社は、地域のまちづくりに古くから取り組んできた歴史を持ち、特に八重洲・日本橋・京橋エリアでの社会課題解決に繋がるプロジェクトを進めています。
このように、それぞれの専門性を活かした連携により、ソーシャルスタートアップが集中的に支援される環境が整えられています。TSCは東京都が行っている「多様な主体によるスタートアップ支援展開事業(TOKYO SUTEAM)」の協定事業者として認められ、地域のエコシステム構築へも深く関与しています。
未来へ向けた挑戦
「TOKYO SOCIAL COMMUNE」は、社会課題解決を目指す多様な主体が集う共創の場です。人口減少、地域経済の衰退、気候変動など、現代社会が抱える多岐にわたる課題に共に立ち向かうための拠点であり、起業家同士や支援者との連携を通じて、新たな未来を切り開くことが求められています。このプロジェクトがどのように進化し、社会に貢献していくのか、今後の動向に注目が集まります。公式サイトでは、詳細な情報や参加方法が随時更新されていますので、興味のある方はぜひご覧ください。