新ドラマ『もしも世界に「レンアイ」がなかったら』放送決定
2023年7月、恋愛が存在しない世界で繰り広げられるストーリーを描いたドラマ『もしも世界に「レンアイ」がなかったら』が放送されます。この作品は、島崎遥香さんを主演に迎え、彼女が演じるのは特定の人を愛することが異常とされる中で葛藤する乙葉というキャラクターです。
原作コミックの魅力と背景
本作は、ヤチナツによるコミック『もしも世界に「レンアイ」がなかったら』が原作で、2021年に恋愛ウェブメディアAMで連載され、多くの共感を呼びました。「恋愛が普通でない世界で、特別な人を好きになる感情を持つ」という独自の設定は、視聴者に深い考察を促します。
島崎遥香さんは、恋愛感情を持たない世界で自分の感情に疑問を感じる乙葉を演じ、ISSEIさんが乙葉の周囲に登場するもう一人の“レンアイ”としてのキャラクター・ハレを演じます。この二人の関係が、このドラマの鍵となることでしょう。彼らが折り合いをつけする様子や、友情や愛情に関する葛藤は、万人に共感されやすいストーリーです。
スタッフのこだわり
ドラマの脚本を手掛けるのは、児玉雨子さんです。本作が初のドラマ脚本参加となりますが、児玉さんは作詞家であり、小説家としても知られる存在です。また、共同脚本には花田麻衣子さんも参加しています。児玉さんは「深刻なテーマをポップに描く」ということに挑戦し、マイノリティとマジョリティが逆転した世界における人々の心の葛藤を描くことに力を注いでいます。
新たな挑戦としてのドラマ化
今和紀監督が手掛ける『もしも世界に「レンアイ」がなかったら』は、社会での受け入れられ方に疑問を持ちつつ、自分の感情に向き合う主人公たちの姿を描きます。制作側としても、この新たな挑戦に妥協はありません。リボンを使ったキービジュアルやメイキング映像が初めて公開され、視聴者の期待を煽ります。リボンには「理解できない」「不快」などの声があり、これが二人の内面的葛藤を表現しています。
放送・イベント情報
この作品は、CBCテレビの新設されたドラマ枠「ドラマトリップ」で毎週木曜深夜に放送され、放送後はTVerでの視聴も可能です。また、ドラマの放送を記念して、8月9日にイオンシネマ名古屋茶屋で上映イベントが行われ、島崎遥香さんとISSEIさんも登壇予定とあって、ファンには見逃せない機会です。このイベントでは、彼らの制作に関する裏話が直接聞けるかもしれません。
公式グッズも登場!
さらに、本作の公式グッズも販売されることが決定しました。Coi-Caféのオリジナルマグカップやキーホルダーが登場し、こちらもファン必見のアイテムです。
これらの展開が、作品の魅力をさらに引き立てることでしょう。
まとめ
『もしも世界に「レンアイ」がなかったら』は、恋愛感情という普遍的なテーマを扱いながら、それを通じて描かれる友情や個々の葛藤が多くの人に響く作品となることでしょう。新たな視点で恋愛を考えさせられるドラマを、ぜひお楽しみに。