イトーキが新たに提案する「ITOKI SENSE 2025」
株式会社イトーキが発表した新しいデザイン指針「ITOKI SENSE 2025」は、これからの時代に求められるオフィスのあり方を再定義するものです。この指針は、単なる色彩や素材にとどまらず、働く人々の感情や思いを反映した空間を設計することを目指しています。これにより、企業は生産性の向上やエンゲージメントの強化を図ることができるのです。
背景:オフィスの役割の変化
リモートワークの普及やフリーアドレスの導入により、私たちの働き方は急速に変化しています。それに伴い、従来の「執務の場」としてのオフィスの役割は、企業の人材確保や生産性向上のための「投資の場」へと変わってきました。イトーキの日本橋オフィスでは、これらのニーズに応じたデザインのリニューアルが行われ、その結果として見学者数の増加やチームの生産性向上が見られています。
「ITOKI SENSE 2025」の4つのコンセプト
新たに策定された「ITOKI SENSE 2025」では、以下の4つのコンセプトが核となります:
1.
やわらぐ(Gentle):ニュートラルなカラーと柔らかい素材を用いて穏やかな印象を作ります。
2.
ととのう(Harmony):深みのある色や上質な素材を取り入れ、シックで落ち着いた雰囲気を演出します。
3.
つむぐ(Timeless):木材や石といった自然素材を使い、時間とともに洗練された印象を与えます。
4.
はねる(Curiosity):ユニークな色の組み合わせや素材使いで、創造力を刺激します。
これらのコンセプトは、人々の多様性や健康への意識の高まりに寄与し、モチベーションやエンゲージメントの向上に寄与します。
日本橋オフィス「ITOKI DESIGN HOUSE」
イトーキは2018年に日本橋オフィス「ITOKI DESIGN HOUSE」をオープンし、柔軟な働き方を支えるために空間のリニューアルを続けてきました。2024年11月には新たにリニューアルが行われ、チームの生産性を最大化することを目的としたデザインが施されています。
このオフィスの11Fには、社内外のメンバーが集まる「WORK TERRACE」があり、リラックスした雰囲気で仕事や交流を生み出します。また、執務エリアもチームコラボレーションを重視したフレキシブルなデザインに更新されました。
特設サイトと展示会
さらに、イトーキは「ITOKI CMF DESIGN web」という特設サイトを公開しており、CMFの組み合わせを試せるシミュレーションツールが搭載されています。これにより、企業は自社に最適なデザインを考える手助けを受けられます。また、2025年3月10日からは「SENSE BOX」の展示も行われ、3Dプリントによる最新のデザイン表現が披露される予定です。
まとめ
イトーキの「ITOKI SENSE 2025」は、未来のオフィスデザインを見据えた新しい指針として注目されています。多様化する働き方を反映したこのデザインは、企業の生産性や社員のエンゲージメント向上に寄与することでしょう。新しい働き方に対応したオフィスの在り方に興味がある方は、ぜひ日本橋オフィスを訪れてみてはいかがでしょうか。