社会福祉法人 檸檬会が運営するソーシャルインクルージョンヴィレッジが、名誉ある「第35回緑の環境プラン大賞」において国土交通大臣賞を受賞しました。この大賞は、環境と地域コミュニティの調和を図る緑化プランに対して与えられるもので、今回、同ヴィレッジはシンボル・ガーデン部門での栄冠を手にしました。
ソーシャルインクルージョンヴィレッジは、奈良県三郷町にある、大学跡地を利活用した新しい形の教育と福祉の融合施設です。ここでは、「働き、学び、遊び、暮らす」というコンセプトのもと、すべての人々が共に生き、生き生きとした社会を実現することを目指しています。障がいのある方の就労支援事業所や、日本語学校、さらには関西初の「奈良おもちゃ美術館」が2025年春の開館予定です。
特に注目されるのが、受賞した緑化プランに基づいて整備されるプレイガーデンです。このガーデンは、多世代・多国籍の人々が集える交流の場として設計されており、香り高いハーブの植栽や、自然と一体化した遊具が設置されます。ピクニックや様々なイベント、撮影も楽しむことができる仕掛けが施され、地域の人々の憩いの場となることを期待されています。特に、このプレイガーデンは、2025年3月に完成予定で、多様な人々が集う新たなコミュニティスペースに成長することでしょう。
また、「奈良おもちゃ美術館」は、障がいのある方と共に働く場としても注目されています。この美術館では、ライブラリーカフェやミュージアムショップも併設され、訪れるすべての人々が楽しめる工夫が凝らされています。ソーシャルインクルージョンヴィレッジは、障がい福祉事業や保育施設も併設しており、「レイモンドほいくえん」や「れもんのこほいくえん」など、子どもたちの成長を支える場も整えています。
檸檬会では、地域社会との結びつきを大切にしながら、今後も新たな社会価値を創出し、すべての人々が共に手を取り合う社会づくりを進めていきます。このような取り組みが、地域を活性化し、未来の福祉そして教育環境をより良いものにすることに寄与することは間違いありません。これからのソーシャルインクルージョンヴィレッジに期待しつつ、皆様もぜひ現地を訪れて、その温かな空気を感じ取ってみてください。地域が誇るこの場所が、今後も成長し続けることを願っています。