新ソフト登場!
2025-02-25 14:22:21

設計業務を革新する「POLYGONALmeister Fshape」の登場予定

設計業務を革新する「POLYGONALmeister Fshape」の登場



BIPROGYグループのUEL株式会社が、設計業務を効率化するための新たな機能性形状生成ソフトウェア「POLYGONALmeister Fshape」を2025年2月25日から販売開始します。このプログラムは、特に自動車産業や航空宇宙分野で求められる複雑かつ高機能な部品の設計をサポートし、業務の負荷を軽減することを目的としています。

背景



最近の地球温暖化対策の一環として、自動車や航空宇宙分野では、軽量で高い放熱効率を持ち、衝撃吸収性能に優れた部品の需要が高まっています。3Dプリンター技術の進化により、これまで難しかった複雑な形状の部品設計が以前にも増して加速していますが、これには大きな設計業務の負担が伴います。

UELは、2015年にポリゴンデータ編集ソフト「POLYGONALmeister」を市場に投入して以来、様々な業界での実績を誇っており、新たに「Fshape」を開発することで、さらに広範囲なニーズに応えていきます。

特徴と機能



「POLYGONALmeister Fshape」は、機能性形状の自動生成を可能にするソフトウェアです。規則的なラティス構造に加え、東京都立大学との共同研究により開発された特許技術「不規則ラティス構造」を生成できる点が特徴です。この技術によって、クリーニングや穴埋めなどの細部の編集もスムーズに行えるのが大きな利点です。

このソフトウェアでは、衝撃吸収性、強度、軽量化といった性能を事前に検証するための形状を設計でき、ラティス構造を任意の形状内に自動で生成する機能も備えています。これにより、設計の効率性が飛躍的に向上し、業務の負荷軽減にも寄与します。

ラティス構造の重要性



ラティス構造とは、枝状に分岐した格子を周期的に配置した構造を指し、特に金属3Dプリントにおいては、部品の内部を空洞化することで軽量化が実現され、強度も確保されるため、非常に効果的です。この構造の不規則性により、どの方向からの衝撃にも同様のエネルギー吸収が期待できます。

価格と今後の展望



「POLYGONALmeister Fshape」の保守込みの利用料金は年額100万円(税抜)で、大学や研究機関向けの特別プランも用意されています。UELは、2030年までにライセンス販売100本を目指し、今後も機能強化へ向けた取り組みを進めていく方針です。本ソフトウェアを通じて、環境負荷の軽減や3Dプリンター技術の普及、日本の製造業の発展に貢献していくことを目指します。

セミナー開催のお知らせ



「POLYGONALmeister Fshape」の機能を体験できるセミナーも開催予定です。日程は2025年3月12日(水)14:20から14:55の予定です。詳細は公式ウェブサイトで確認できます。今後の技術革新にぜひご期待ください。


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