中小企業を救う新たな助成金活用プランナーズ協会の設立

社会保険労務士の萩原京二が設立した「一般社団法人雇用助成金活用プランナーズ協会」が、2025年3月18日に活動を開始します。この協会は、日本全国の中小企業の持続的な賃上げや人材の確保、育成を支援し、業界の発展に寄与することを目的としています。

現状の課題

現在、日本の中小企業は人手不足に直面しています。多くの大企業が賃上げを表明する一方で、中小企業はそこに追いつくことが難しい現実があります。給与水準や福利厚生の面で大企業よりも劣る中小企業が多く、優秀な人材の確保に苦戦しています。さらに、働き方改革関連法による労務管理の厳格化が、企業にとって重い負担となり、適切な対応が求められる場面も増えてきました。

政府は中小企業を支援するための各種助成金を用意していますが、手続きの煩雑さや情報の不足から、実際にそれを活用している企業は少ないのが現実です。

協会の取り組み

これらの課題を解決するため、雇用助成金活用プランナーズ協会では次のような活動を行います。

- 中小企業向けの助成金活用サポート
- 雇用助成金活用プランナー養成講座の運営
- 人材確保や賃上げに関する助成金活用のコンサルティング

萩原京二自身が助成金活用の普及に取り組んできた実績があります。2024年10月には、「生き残る会社の雇用助成金活用バイブル」を出版し、クラウドファンディングで目標額を達成しました。2024年12月には東京、大阪、福岡でセミナーを開催し、高い関心を集めることに成功しました。

萩原京二の背景

萩原荘二は、28歳の頃に父親が詐欺に遭って3億円を失った経験から、人生が大きく変わりました。大企業のサラリーマンを辞め、生命保険の完全歩合制の営業に転向しましたが、リストラを経て社会保険労務士として独立しました。そこで彼が出会ったのが助成金です。この経験から、多くの中小企業経営者の喜びを知ることができ、萩原氏自身のキャリアも成功へと導かれました。

助成金の価値

萩原は助成金を「企業の未来を築くための戦略的ツール」と捉えています。それを適切に活用することで、企業は次のような成果を得ることができます。

- 人材の確保が容易になる
- 労務管理の適正化が図れる
- 従業員の待遇改善と賃上げが持続可能になる

これらの環境を整えることで、日本全国に「働きやすく魅力的な中小企業」を増やしていくことを目指しています。

萩原京二のプロフィール

1963年生まれで、早稲田大学法学部を卒業。東芝やソニーでの勤務経験の後、1998年に社労士として独立。企業の人事、管理職の指導や、働き方改革、SDGsのコンサルティングを行っています。また、教育体系を開発し、学生やビジネスパーソンに必要な「働くことの基本知識」を身に付けさせることに力を入れています。