パルシステム千葉EV導入
2025-09-30 13:54:05

パルシステム千葉が環境配慮型EVトラックを初導入、新たな一歩を踏み出す

パルシステム千葉、EVトラックの初導入



生活協同組合パルシステム千葉は、2023年9月26日に、初めてのEVトラックを納車しました。この取り組みは、組合が掲げる2050年のカーボンニュートラル実現に向けた重要なステップとなります。納車式は松戸市の配送拠点、松戸センターにて盛大に行われ、多くの関係者が出席しました。

脱炭素社会を目指して



この新たに導入されたEVトラックは、いすゞ自動車が製造した「ISUZU ELFmio(エルフミオ)」で、普通免許で運転可能です。本モデルは、ドライバーの状態を監視する「EDSS」(ドライバー異常時対応システム)などの先進的な安全機能を備えています。これにより、業務の効率を向上させ、事故のリスクを軽減することが期待されています。

納車式には、いすゞ自動車首都圏株式会社の中島光平部長と、パルシステム千葉の石井佐知子業務執行理事らも参加しました。中島部長は「脱炭素社会に向けた新しい一歩を共に踏み出せたことを光栄に思います」と述べ、今後の協力を約束しました。続いて石井理事は「これはパルシステム千葉にとって初のEV配送車両の導入であり、大きな期待が寄せられています。2030年までに車両を増やし、環境負荷を総合的に軽減していく計画です」と語りました。

納車されたEV車両
納車された「ISUZU ELFmio」

このEVトラックの導入は、生協業界としても注目されており、パルシステム東京が2024年10月に同車両を導入するという先駆的な試みを行っていることからも、その性能の高さが求められています。静かな走行音や振動の少なさが評価されており、住宅街での配送業務に最適です。さらに、パルシステム千葉では他の生協でも導入実績があり、パルシステム東京や神奈川のEVトラックの性能を参考にした背景があります。

再生可能エネルギーの活用



パルシステム千葉が導入したEVトラックは、充電の際には再生可能エネルギーを活用します。グループ内の配送センターの約70%で、太陽光発電などの自家発電が行われており、株式会社パルシステム電力から供給される「パルシステムでんき」を利用しています。この電力は、「再生可能エネルギー+FIT電気」を主電源としており、持続可能なエネルギーの利用を広めています。

今後、パルシステム千葉は2050年のカーボンニュートラル達成に向け、2030年までにCO₂排出量を2013年度比で46%削減するという目標に向かって、共に力を合わせていく方針です。

この取り組みにより、パルシステム千葉は脱炭素社会の実現に寄与し、地域社会への環境意識を高める役割を果たしていくことが期待されています。持続可能な未来に向けた彼らの挑戦から目が離せません。


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