医療従事者向け「ユカリアタッチ ウィズ」が登場
医療法人玲瓏会 金町中央病院は、2024年12月12日より新たなベッドサイド情報端末「ユカリアタッチ ウィズ」の運用を始めました。このシステムは、医療従事者の負担を軽減し、医療の質を向上させることを目的としています。これにより、病院内での情報のやり取りが迅速かつ効率的に行われることが期待されます。
「ユカリアタッチ ウィズ」とは
「ユカリアタッチ ウィズ」は、株式会社ユカリアが開発・供給する端末で、従来の「ユカリアタッチ」からのシステムアップデートにより、バイタルサインの測定器との連携機能が強化されています。これにより、医療従事者は患者の状態をよりスムーズに把握できるようになります。
金町中央病院の医療従事者への影響
金町中央病院は1960年の設立以来、地域密着型の医療を提供してきましたが、今回の「ユカリアタッチ ウィズ」の導入により、医療スタッフの業務効率が大幅に改善される見込みです。看護部の病棟師長は、パネル表示がクリアになり、バイタルサインの入力が迅速に行えるようになった点を強調しています。特に、感染症患者の個室管理時には、電子カルテを持ち込まずに済むため、業務の負担が軽減されるとのことです。
ピクトグラムの工夫
新しい端末には、医療従事者と患者のコミュニケーションを円滑にするためのリニューアルされたピクトグラム機能が搭載されています。患者の安静度や食事制限に関する注意事項をイラストとして表示することで、視覚的に理解しやすくなっています。これにより、医療現場での意思疎通がより円滑になるでしょう。
医療DXの推進
近年、医療分野でのデジタルトランスフォーメーション(DX)が急務となっています。ユカリアは、そのニーズに応じたプロダクトとして「ユカリアタッチ」を開発し、医療現場での労働負担の軽減を目指しています。特に、2024年度の診療報酬改定に向けてICT・AI・IoTなどの技術を活用し、業務の効率化が求められています。モダンな環境において、従業員のパフォーマンス向上を図るためには、最新のテクノロジーの導入がカギとなります。
さらに進化し続ける「ユカリアタッチ」
「ユカリアタッチ」は、過去6年の間に全国約80の病院に20,000台以上が導入されており、医療現場での信頼性の高いプロダクトとしての地位を確立しています。今後も「ユカリアタッチ ウィズ」を通じて、医療従事者と患者の双方にとっての利便性向上を目指していく考えです。
まとめ
「ユカリアタッチ ウィズ」の導入は、地方医療の活性化や地域に根付いた医療の質向上だけでなく、患者と医療従事者のコミュニケーションをも改善することに寄与します。この取り組みは、今後の医療DX推進のひとつのモデルケースと考えられ、全国の病院におけるさらなる導入が期待されています。皆さんも、新しい医療の形に注目してみてください。