北陸電力、kintone導入の全貌
北陸電力株式会社は、サイボウズの業務改善プラットフォーム「kintone」を全社に導入し、デジタル変革(DX)を推進しています。導入の結果、業務の効率化が進み、年間約3万時間もの業務時間が削減されるという成果が得られました。さらに、この取り組みは北陸電力のグループ会社18社にも波及し、約7,000人の社員が利用しています。
kintone導入の背景
近年、デジタル技術の進展によって、企業も常に変化に対応することが求められています。北陸電力は、電気事業の生産性を向上させることで得た人的リソースを新たな成長分野へ振り分ける方針を打ち出し、組織全体でDXの取り組みを進めています。この中で、増加するデジタルニーズに迅速に応えるための体制構築が不可欠でした。
kintoneは、プログラミングの専門知識なしにアプリケーションを作成できる点が魅力です。これにより、現場の従業員が自らアプリを開発する「市民開発」が可能となり、迅速な業務改革が実現すると考えた北陸電力は、kintoneを導入することを決定しました。
業務時間削減の成果
kintoneの導入後、北陸電力ではまず毎年全社員から提出される申請書類のシステムを導入したことで社員の利用が広まり、承認フローが統一されました。これにより、部署間での認識のズレが解消され、よりスムーズな業務運営が可能となりました。導入から約2年で750のアプリが現場主導で開発され、業務時間の大幅な削減が実現されたのです。
グループ会社への展開
北陸電力は、本社で得た成功をもとに、グループ全体へのkintoneの導入を拡大しました。本社で開発した約20のアプリを他のグループ会社にも展開し、同様の業務を行う支店間での情報共有や改善策の横展開が進められています。これにより、各社の業務効率がさらに高まっています。
教育面については、DX部門とIT関連のグループ会社が協力し、kintoneに関する勉強会を2025年度には100回以上実施し、延べ1,200名の参加者がありました。事例発表会やアプリ作成のワークショップも行われ、過去の教育動画も社内で活用されています。これにより、kintoneの利用が促進され、社員の理解度も高まっている状況です。
今後の展望
今後、北陸電力は引き続きDXを重要な施策として位置づけ、社員のITリテラシーの向上や市民開発のさらなる加速を目指します。また、共通のアプリを整備するとともに、成功事例の展開や発表の場づくりに注力し、全グループのスキルを底上げすることを計画しています。加えて、利用者同士が情報を交換できるコミュニティの形成や、kintoneのデータを活用したAI技術の導入も視野に入れています。
kintoneの導入により、北陸電力は業務改善の基盤を確立し、より良い組織運営を目指しています。今後の成長と進化に注目が集まります。
kintoneの詳細情報
kintoneに関する詳しい情報は、
公式サイトをご覧ください。42,000社以上に利用されているこのプラットフォームは、業務改善における新たな選択肢として、多くの企業から支持されています。