大和ハウス工業が導入した新しいマンション販売の手法
今回、私たちが注目したのは、大和ハウス工業株式会社と株式会社STUDIO55のコラボレーションによる、マンション販売の革新です。これまでの販売手法では、実物を見て判断するという流れが主流でしたが、近年、この常識が大きく変わりつつあります。そもそも、実物がない場合、そうした物件の魅力をいかにして顧客に伝えることができるのか。その解決策として、大和ハウス工業が選んだのが「リアルタイムCG/VR」です。これにより、物件の魅力をリアルに体感できる新たな手法を構築しました。
1. リアルタイムCG/VR導入の背景
今回のプロジェクトの舞台となるのは、東京都国立市に位置する新しいメゾネットタイプの分譲マンション「プレミスト国立ゲートレジデンス」です。このプロジェクトでは、モデルルームや実際の物件が完成する前から販売が始まる「完成販売」という手法が取られました。しかし、実際の物件が存在しない状況で、どうやって顧客の興味を引くことができるのでしょうか。これが、今回の課題だったのです。ここで導入されたのがSTUDIO55の中核技術である、「リアルタイムCG/VR」でした。この技術は、従来のVRツールと比較して、圧倒的なクオリティと操作性を持ち、インタラクティブな顧客体験を実現します。
2. 導入の決め手
大和ハウス工業がこの技術を採用した理由は、まず外観の美しさと光の表現です。このリアルタイムCG/VRでは、外観だけでなく、光の当たり方や空間の奥行きまで正確に再現でき、かつユーザーが実際にその空間を歩き回ることができる体験が可能です。また、従来のモデルルームでは体験できない部分まで来訪者に訴求できる点が、商談の強力な武器となったのです。実際、大和ハウス工業の担当者も「この技術を商談に使えれば、絶対に成果を期待できる」と確信したと言います。
3. 活用成果
実際の販売活動において、このVR技術は商談の質を劇的に向上させました。客からは「中庭の雰囲気をリアルに感じられる」「朝から夜にかけての風景の変化が美しい」といった感動の声が多く寄せられました。さらに、3ヶ月という短期間で販売を成功させただけでなく、期間内の顧客満足度も維持することができました。このように、リモートでも高品質な体験を提供できることで、顧客との新たな関係構築が果たされたのです。
4. 今後の展望
大和ハウス工業の今後の展望では、さらにクラウドストリーミング技術の活用により、PCのスペックに依存せず、多くの顧客が同時にVR体験をすることが可能になるとしています。これにより、マンション販売の新たなスタンダードが確立されることが期待されています。実際、担当者は「これからのマンション販売は、模型からVRへの流れが標準になる」と語ります。これらの取り組みは、今後の不動産業界においても大きなインパクトを持つと言えるでしょう。
STUDIO55のインタビュー記事では、これらのすべての背景や技術導入の経緯、さらに今後の課題についても詳しく語られています。興味のある方は、ぜひ下記のリンクから詳細をご覧ください。
STUDIO55 プロジェクトインタビュー記事
株式会社STUDIO55は、「Support Your Design」を企業理念に掲げ、これからもデジタル技術を通じた業界のDXを推進していきます。未来のマンション販売がどう変わっていくのか、ぜひ注目していきましょう。