SPACETIDE2025サイドイベント:新しい宇宙産業の可能性
2025年に向けた宇宙産業の発展をテーマにしたSPACETIDE2025のサイドイベントが、株式会社ゼロワンブースター、JAXA、一般社団法人SPACETIDEの共催により、2025年7月10日(木)に開催されました。「地域産業×宇宙」といったテーマで、多くの関心を集め、現地では早くも100名の参加枠が満席となり、オンラインでも150名以上の申し込みがありました。このイベントは、地域での宇宙データ活用や宇宙機器製造に向けたサプライチェーン構築に焦点をあて、さまざまな意見が交わされました。
注目のパネルディスカッション
本イベントの目玉の一つは、パネルディスカッションです。参加者たちは、スタートアップや行政、金融機関など、多様な業種の代表者が集まり、それぞれの視点から宇宙産業を地域に活かす方法について話し合いました。特に2つのセッションが設けられました。
セッション1:宇宙スタートアップの取り組み
このセッションでは、地域課題を解決するスタートアップの経営層が集合し、彼らの取り組みやその背後にある理念、さらには地域課題解決に寄与するための協力の重要性について深く掘り下げました。登壇者には、JAXAスタートアップの代表が名を連ね、各社の成功事例や失敗談がシェアされました。
登壇者たちの一言
樋口宣人氏(株式会社天地人):『事業を続ける中での課題は多いが、それを地域で解決することが私たちの使命だ。』
阿久津岳生氏(株式会社Penetrator):『宇宙データを用いて解決策を見出す過程で得た教訓を今後に活かしたい。』
米村隼人氏(株式会社DATAFLUCT):『コラボレーションの重要性を再確認した。』
セッション2:地場企業との共創
もう一つのセッションでは、地域に根ざしたものづくり企業と、その支援を担う行政・金融代表が集まり、宇宙産業への参入について熱い議論が繰り広げられました。宇宙産業の新たなサプライチェーン構築に向けて知見を共有し、地域独自の持続可能な産業環境を築くためのアイデアが多数飛び交いました。
主な登壇者の見解
山口耕司氏(次世代宇宙システム技術研究組合):『地域と宇宙を結ぶ新しいビジネスモデルを確立することが急務。』
亀口豪氏(九州経済産業局):『地域経済振興の観点から宇宙産業をどう活用していくかが鍵だと考える。』
神永葵氏(茨城県):『県としての支援を具体化して、挑戦にブレーキをかけないように取り組む。』
交流の場としての役割
イベント終了後には参加者同士が交流し、ネットワーキングの場が設けられました。この場では、登壇者と視聴者の間での活発な意見交換があり、それぞれの立場から宇宙産業に対する情熱が感じられました。多くの参加者がマッチング掲示板に立ち寄り、自身のニーズや悩みを共有し、コラボレーションの可能性を探っていました。
特に参加者からは、「普段は会えない人たちと直接会えた」、「実際の話を聞くことができた」といった感想を多くいただき、今後の宇宙産業の発展に繋がる有意義な時間となったことが窺えます。さらに多数のアンケート結果から、情報提供だけでなく、より深い支援を期待する声も寄せられており、私たちの取り組みが将来的にどう進化していくのか、大きな期待が寄せられています。
株式会社ゼロワンブースターの役割
株式会社ゼロワンブースターは、「事業創造の力で世界を変える」を企業理念に掲げ、スタートアップの育成や大手企業との連携を始めさまざまな取り組みを行っています。私たちは今後も宇宙産業における支援をより一層強化し、新たなビジョンを持った舞台を創造するために全力を尽くして参ります。
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