Visaとリベルタス・アドバイザリー、企業間決済の新ソリューション展開を発表

Visaとリベルタス・アドバイザリー、新たな決済ソリューションを導入

最近、ビザ・ワールドワイド・ジャパンとリベルタス・アドバイザリーが、日本国内で初めての企業間決済エンベデッド・ファイナンスソリューションの導入を発表しました。このソリューションは、企業間の決済を効率化し、中堅・中小企業のデジタル化を進めることを目的としています。

ソリューションの概要

この新たなソリューションでは、Visaカードを持つ企業がSAPプラットフォームを通じて、取引先がカード決済に対応していなくても、スムーズにカード決済を利用できます。具体的には、クレジットカードを用いた後払いが可能となり、ニーズに応じた資金繰りの柔軟性が生まれます。これによって、サプライチェーンにおける運転資金のギャップを解消できるメリットがあります。

中堅・中小企業への支援

リベルタス・アドバイザリーは、これまで中堅・中小企業向けのERP導入支援に特化しており、設計から運用までの全過程をサポートしています。特に、SAP Business Oneを中心にしたソリューション提供に力を入れており、企業の業務最適化を支援してきました。今回の新しい決済ソリューションの導入により、中堅・中小企業の業務効率化や資金繰りの課題解決に寄与することが期待されます。

具体的な取り組み

リベルタス・アドバイザリーは、企業間決済の普及を進めるため、ウェビナーや営業ツールの制作に取り組んでいます。九州・沖縄をはじめとする西日本、中部、北海道と、全国の地方企業を対象に営業を展開し、デジタル決済環境の整備を促進していく方針です。

Visaの役割

電子決済のリーダーとしてのVisaは、200以上の国と地域で活躍しています。企業と消費者をつなぎ、信頼性が高く安全な決済ネットワークを通じて、世界経済を支えています。Visaの目指すところは、全ての人が安心して経済活動を行える、包括的で持続可能な経済の実現です。

今後の展望

Visaとリベルタス・アドバイザリーは、この新ソリューションの普及を進めることで、中堅・中小企業へのデジタル決済の普及を推進し、企業間決済をさらに効率化していくことを目指しています。地方企業のデジタル化の進展が期待される中で、両社の協力はますます重要になるでしょう。

この新しい取り組みを通じて、地方創生にも寄与し、企業が抱える様々な課題に対する解決策となることが期待されます。