魅力的な薬膳料理教室で秋の食を味わう
2023年9月25日、東京の文京区にあるアカデミー茗台にて、生活協同組合パルシステム東京が主催する薬膳料理教室「はじめての養生ごはん」が開催されました。酷暑が続いたこの時期、多くの人が体の疲れを感じていることでしょう。本イベントでは、秋の味覚を取り入れながら、健康に寄与する食事法を実践的に学ぶことができました。
地元の旬な食材を楽しむ
この日の教室には、利用者13名が参加しました。毎回、地域の産地と提携し新鮮な食材を使用しているパルシステム東京は、旬を迎えた長芋やレンコン、そして梨など、身近な食材を持ち寄って料理を作りました。それぞれの食材が持つ薬膳としての効果も学びながら、実際に体に優しい料理を楽しむことができるのです。
メインは「とろふわ山海おかゆ」
料理のメインディッシュは「とろふわ山海おかゆ」。長芋を丸ごと使ったこの薬膳おかゆは、栄養価が高く消化吸収が良いことから、体に疲れを残さない働きがあります。さらに、高たんぱくで低カロリーの赤魚を加えることで、冷え性の改善にも役立つとされています。
健康的な副菜「秋香の白和え」
副菜としては「秋香の白和え」が登場です。皮付きのレンコンを使用し、これもまた栄養素を損なうことのない調理法が選ばれました。群馬県の生産者と提携した大豆から作った豆腐を和えることで、相乗効果で体を潤す力が高まります。
デザートには「梨と白きくらげのコンポート」
最後に、デザートには「梨と白きくらげのコンポート」が用意されました。こちらは、体内の熱を鎮める食材同士の組み合わせで、特に秋の季節にぴったりの一品です。目の疲れに良いとされるクコの実も添えられ、彩り豊かなスイーツとなりました。
食育リーダーの樋口さんが教える
今回、メイン講師を務めたのは、食育リーダーの樋口さんです。彼女は、パルシステム東京が主催する食育の講座を修了し、地域で食育に関する活動を通じて、生活習慣病の予防法や栄養バランスについて教えています。樋口さんは、年にわたって200人以上の参加者に対して、健康な食生活の重要性を楽しく、わかりやすく伝えてきました。
未来へ向けた地域の健康づくり
パルシステム東京は、今後も地域に根ざした食の大切さを伝え、誰もが健康に過ごせる環境を作り出すことを目指しています。食を通じて健康を促進し、さらなる地域活性化につなげるテーマで、今後も様々な取り組みを行っていく予定です。皆さんも、地元の旬な食材を取り入れた薬膳料理で、秋の養生を実践してみてはいかがでしょうか。健康な食生活を送ることが、心も身体も満たします。