大妻中野がIELTS推進校に
2025-09-10 12:30:34

大妻中野中学・高等学校が全国初の女子校IELTS推進校に認定

大妻中野中学校・高等学校が新たに認定



東京都中野区に位置する大妻中野中学校・高等学校が、全国の女子校として初めて「IELTS推進校」に認定されました。この認定は、世界共通の英語テストであるIELTS(アイエルツ)を通じて、国際的な視野を持つ学生の育成を目指すものです。運営を行うIDP Educationが提供するこのテストは、年間で400万人以上の受験者を抱える、非常に大規模で信頼性の高い試験です。

IELTSの位置づけ



大妻中野では、IELTSを単なる語学試験として捉えるのではなく、「グローバルに近づくためのプラットフォーム」と位置づけています。大学入試に役立てるだけでなく、大学に進学した際にも英語の専門分野を学ぶための準備として重要視されています。早い段階から国際基準の英語力を育む環境を整え、生徒たちが明確な目標に向かって学ぶ支援を行っています。

校内での実施と意義



大妻中野中学校・高等学校は、2018年以来、IDP Education認定の公式テストセンターパートナーである日本スタディーアブロードファンデーション(JSAF)と連携し、年に2回のIELTS公式試験を校内で実施してきました。この試験は、グローバルリーダーズコース(GLC)の生徒だけでなく全校生徒が対象です。「みんなで受ける」という意識が生徒間で育まれ、IELTSを特別な試験ではなく日常的な学びの延長として身近なものとして捉えています。

カリキュラムと教育アプローチ



2016年度にスタートしたグローバル・リーダーズ・コース(GLC)では、ネイティブ教員と日本人教員が協力しながら、IELTSのSpeakingやWritingに対応する発信型授業を提供しています。また、週1回、80分間の課外IELTS対策講座も設けられ、英検3級から準2級レベルの生徒も参加可能です。これにより学年やコースを超えたスキル育成がなされています。

教授陣には言語学博士の服部孝彦氏が名を連ねており、彼は生徒一人ひとりの成長を支援する教育アドバイザーを務めています。さらに、卒業生による「グローバルチューター制度」があり、先輩が後輩をIELTS対策や進路支援することで、世代を超えた学びの流れも形成されています。

高大連携と国際視野の拡大



大妻中野中学校・高等学校は、法政大学グローバル教養学部(GIS)との高大連携協定を締結し、模擬授業や大学生との交流イベントを通じて、学生の英語力や国際的な視野をさらに広げています。このような取り組みにより、生徒たちの進路の選択肢を広げることを目指しています。

IELTSを通じた進路選択の拡大



大妻中野では、IELTSスコアを利用することで国内外の多様な進路選択を可能にしています。多くの卒業生が早稲田大学や慶應義塾大学、上智大学、国際基督教大学(ICU)の英語学位プログラムに進学しています。2024年度には、アメリカのワシントン大学やカナダのサイモンフレーザー大学に進学する卒業生もおり、IELTSがその基盤となっています。

グローバル教育の展望



グローバル・センター長の水澤孝順教頭は、「IELTSは単なる語学の試験に留まらず、大学入学後の学びやキャリアに直結する実践的な能力を測るツール」と位置づけ、本校の教育の基盤として位置づけています。IELTSの定期的な校内実施を通じて、生徒たちが「日常に根ざした学び」として受け入れられていることが伺えます。これからも、国際的なキャリアへと繋がる教育の一環として、生徒たちの可能性を広げていくことを目指していきます。

まとめ



大妻中野中学校・高等学校のIEF推進校としての取り組みは、グローバルな視点を持つ女性の育成に寄与しています。日本の女子校として、この先進的な取り組みが他の学校にも波及し、国際社会で活躍する人材が増えることを期待しています。


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