FDK株式会社が推進する電池の国際規格
FDK株式会社は、一般社団法人電池工業会(BAJ)の正会員として、電池に関する国際規格の標準化に向けた取り組みを行っています。この度、国際電気標準会議(IEC)の規格策定に貢献した従業員がBAJから活動表彰を受賞し、新たに発表された二次電池リユース・リパーパスのガイドラインを発表しました。
二次電池のリユースとリパーパスの重要性
近年、環境問題への関心が高まる中で、資源の有効活用やCO2削減を目的とした製品のライフサイクル思考が求められています。特に、リチウムイオン電池やニッケル水素電池などの二次電池は、リユースまたはリパーパスが可能であり、これを通じて持続可能な社会構築に寄与する取り組みが注目されています。
この度BAJが公開したガイドラインは、2024年8月に発行予定のIEC63338(二次電池リユース・リパーパスガイダンス規格)を元に作成されました。このガイドラインは、二次電池のリユースやリパーパスを進める際の指針として、多くの業界関係者に利用されることが期待されています。
従業員の貢献と受賞理由
FDK株式会社の従業員は、二次電池に関する国際規格の策定において重要な役割を果たしました。特に、寺岡浩仁さんがIEC国際規格のWG6(環境)コンベナ―として国際規格化に貢献し、また饗庭雪子さんがIEC63338のプロジェクトリーダーとして活動したことが認められ、BAJ活動表彰を受賞しました。
寺岡浩仁さんの貢献
- - IEC国際規格SC21AにおけるWG6(環境)コンベナ―として、ニッケルカドミウムやリチウム二次電池の国際規格化に尽力。
- - 日本のメーカーの国際競争力を維持・向上させるために取り組んでいます。
饗庭雪子さんの貢献
- - IEC63338(二次電池リユース・リパーパスガイダンス規格)のプロジェクトリーダーを務め、国際規格化に貢献。
- - リユースやリパーパスの業者間での書面取り交わしを必須とし、電池メーカーの責任回避を促す施策を進めました。
FDKの今後の取り組み
FDK株式会社は、今後も電池に関する国際規格や基準の標準化に向けた活動を継続し、持続可能な社会に向けた取り組みに邁進していく所存です。今回のガイドラインの発表や従業員の功績は、その一環として非常に意義深いものとなっています。環境への配慮が求められる今、FDK株式会社の取り組みは多くの注目を集めています。
参考情報