資産形成を意識する新世代の結婚観に迫る調査結果
4月3日は「資産形成を考える日」として認識されています。この日にちなんで、マッチングアプリ『Omiai』を運営するエニトグループが実施した調査結果が発表されました。この調査は結婚や将来に備えての金銭感覚、貯蓄方法、パートナー選びにおける重要な価値観について取り上げています。
調査の概要
調査期間は2025年3月14日から3月16日まで行われ、118名の『Omiai』ユーザーが対象です。アンケートの結果は、結婚に前向きな人々の金銭感覚や、ライフスタイルの変化を浮き彫りにしています。
貯蓄や資産形成に関する意識
調査の結果、約80%もの人が結婚や将来に向けての貯蓄や資産形成を行っていることが明らかになりました。具体的には、64.7%が「貯蓄をしている」、14.0%が「これからする予定」と答えました。この数値は、経済的な安定を重視していることを示しています。
多くの人が老後資金、子どもの養育費、新居購入などを目的に貯蓄を行っており、特に老後資金に対する意識が高くなっている点が注目されます。この背景には、長寿化や少子高齢化の影響があると考えられます。
貯金額の二極化
調査結果では、結婚や将来に向けての貯蓄額が二極化していることもわかりました。100万円未満の貯金を持つ人が27.2%、一方で1,000万円以上の貯金がある人も23.5%存在するなど、格差が広がっています。この二極化は、収入や生活スタイルに起因するもので、節約志向や消費志向の違いも影響していると思われます。
また、フリーアンサーでは物価高やインフレを見越した計画的な資産形成の必要性を訴える声も多く見られました。お金の使い方に対する意識の変化が、結婚観にも影響を与えているようです。
貯蓄方法の多様化
最近では、預貯金を基本にしつつも、積立NISAや株式投資などの新しい金融商品への関心が高まっています。調査によると、全体の80.9%が預貯金で資金を貯めていると回答し、47.1%が節約に取り組んでいます。一方で、投資信託や株式投資を行っている人もそれぞれ38.2%、27.9%と少なからず存在しています。
さらに、16.9%の人が副業を行っており、複数の収入源を持つことが新たな働き方として注目されています。このような価値観の変化は、エニトグループが今後推進していく「生活インフラ」としての役割に大きく寄与しています。
パートナー選びで重視される金銭感覚
特に興味深いのが、結婚相手の金銭感覚を重視する傾向です。86%もの回答者がパートナー選びにおいて金銭感覚を重要視していると回答しており、信頼できる基盤の上に結婚生活を築こうとする意識が見えます。この結果は、将来設計や大切なライフイベントにおける金銭感覚の特異性が表れています。
物価高が恋愛にも影響を?
調査では、物価高が恋愛にかかる費用にも影響を及ぼしていることが明らかになりました。2023年のデータによると、デートにかかる平均費用は約35,000円。前年と比較して、増加傾向にあるとしています。このことから、経済状況が恋愛に及ぼす影響も無視できないということがわかります。
まとめ
今回の調査を通じて、若い世代が結婚や将来に厳しい目を向けていることが確認されました。結婚観、資産形成、パートナー選びにはそれぞれの価値観が色濃く反映されています。今後も、エニトグループはより多くの人々と価値観を共有できる場を提供し、安心して結婚を考えられる環境を整えていくことを目指しております。将来に向けた堅実な金銭感覚を持った新世代とともに、希望に満ちた未来を作り上げていくことに貢献したいと考えています。