無人機の自律航行技術
2025-09-11 14:52:35

エイトノット、無人機の自律航行技術で洋上風力発電の維持管理モデル構築へ

エイトノットが無人機の技術提供で新たな海洋開発に挑む



大阪府堺市に本社を持つ株式会社エイトノットは、自律型海洋無人機の開発を手掛けるスタートアップ企業です。最近、内閣府から公募されている「自律型無人探査機(AUV)の利用実証事業」の一環として、「洋上風力発電施設の維持管理モデルの構築」への技術提供が決まりました。これは、エイトノットが持つ自律航行技術を基盤としており、特に海洋における無人機や潜水機の活用が期待されています。

このプロジェクトは、エイトノットがパートナーシップを結んでいる株式会社FullDepthや東洋エンジニアリング株式会社などと共に進められています。各社の強みを活かしながら、持続可能な海洋資源の利用に向けた新技術の実証試験が実施されます。

自律航行技術の実証試験



今回の実証試験では、浮体式洋上風力発電設備を想定し、無人での水中データ収集を行うことを目的としています。この試験では、Autonomous Surface Vehicle(ASV)やRemotely Operated Vehicle(ROV)が使用され、将来的には自律型無人潜水機(AUV)としての運用を見据えています。実証試験の結果を元に、データ駆動型の維持管理モデルや収益化の可能性も探られる予定です。

本プロジェクトに使用されるASVには、エイトノットが開発した『Eight Knot Ⅰ』が予定されています。この小型船舶は、AIとロボティクス技術を活用して自律的に航行し、障害物の回避や離着岸も自動で行うことができます。すでに多くの実証実験で実績があるこの船は、次世代の海洋無人機の作り上げに貢献していくでしょう。

海のDX(デジタルトランスフォーメーション)への歩み



エイトノットは、海のデジタルトランスフォーメーション(DX)と船舶の自動運転技術を推進することを使命としています。自律航行技術を社会に実装することで、船舶の安全性や運用コストの最適化を目指すと同時に、船員の負担軽減にも取り組んでいます。

高性能のセンサーやカメラを駆使し、その周囲の状況をAIで正確に把握することで、最適な航路選択が可能となっています。この技術は、国内での実装が進んでおり、2027年には北米市場への進出も視野に入れています。

海の未来に向けて、エイトノットは画期的な技術を提供し続けています。自律型海洋無人機の開発と実証事業が成功することで、持続可能な海洋利用の新たな時代が訪れることが期待されます。

会社情報



エイトノットの詳細は、公式ウェブサイトやSNSを通じて確認できます。プロジェクトの進捗や最新情報が随時更新されているので、ぜひチェックしてみてください。

  • - 会社名:株式会社エイトノット
  • - 設立:2021年3月8日
  • - 代表取締役CEO:木村裕人
  • - 所在地:大阪府堺市北区長曽根町130番地42 S-Cube本館313号室
  • - 東京オフィス:東京都江東区亀戸1-16-8 鯨岡第一ビル3C
  • - 事業内容:水上モビリティの自律航行システム開発・販売
  • - ウェブサイト:エイトノット

今後、エイトノットがもたらす革新に期待が寄せられる中、この技術がどのように社会に影響を及ぼすのか、追って注目していきたいと思います。


画像1

画像2

関連リンク

サードペディア百科事典: エイトノット 無人潜水機 自律航行技術

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。