セカンドハートの挑戦
2025-07-01 00:04:27

セカンドハートがデジタルインフラ海外展開支援事業に採択され、糖尿病ケアを世界へ

セカンドハートがデジタルインフラ海外展開支援事業に採択され、糖尿病ケアを世界へ



株式会社セカンドハートは、2023年度における「安全性・信頼性を確保したデジタルインフラの海外展開支援事業」の地方枠に採択されました。このプロジェクトは、日本発のフットケアプラットフォーム「Steplife」を東南アジアへ展開するための重要なステップと言えます。

採択の背景


セカンドハートが提供する「Steplife」は、糖尿病やその他の疾病による足病変を早期に検出・対応することを目的としたクラウドベースのフットチェックシステムです。日本国内ではすでに医療機関での導入が進み、足切断の予防に新たな指標をもたらしています。このシステムは、技術の安全性と信頼性を兼ね備えており、今回の採択はその実績が評価されたものです。

具体的な展望


今回の採択を受けて、セカンドハートはマレーシアを皮切りに、現地の医療機関や行政と連携を深める予定です。この地域での足病ケアが実社会に広がることで、糖尿病に関連する合併症や社会参加の喪失といった課題を解決するモデルケースを提供することを目指します。海外展開には、以下の3つの重要なポイントがあります。

1. 現地パートナーとの連携構築



マレーシアの社会保障機構(PERKESO)との Memorandum of Cooperation (MOC) を視野に入れ、官民連携の体制を確立します。これにより、より円滑なサービス提供と地域に根付いた運営を実現します。

2. ユーザー共創型の検証実施



フットチェックの重要性や文化を啓発し、現地の医療者や患者からのフィードバックをもとにソリューションを改善していきます。これによって、より効果的なケアが提供されることになります。

3. ローカライズ対応の設計



提供予定のソリューションは、英語やマレー語に対応した多言語仕様が求められます。また、AI看護師による健康管理においては、文化や宗教的背景を考慮し、多様なニーズに応える設計を行います。

代表メッセージ


代表取締役の石田幸広氏は、「足を守ることで、人は自分らしく生き続けられる。国境を越えてその実現を目指す」と話しています。今回の採択は、そんな目的を達成するための重要な一歩だと位置づけています。また、次の展望として、ASEAN全域への展開を視野に入れている点も注目されます。

資金調達と今後の展開


現在、セカンドハートはシードラウンドでの資金調達を進めています。この調達により、既存製品の更なる普及と、新しい医療機器の開発、さらには海外市場への進出を加速させる計画です。具体的には、2026年2月までにマレーシアにおける実証準備やネットワーク構築を完了させ、インドネシアやフィリピンなど他のASEAN諸国への展開を検討しています。

株式会社セカンドハートについて


セカンドハートは、京都府長岡京市を本社に構えるメドテックのスタートアップ企業です。ミッションは「足は第二の心臓、糖尿病による足切断ゼロを目指す」とし、フットケアのエコシステムを構築しています。医療関連の製品やサービスの提供を通じて、地域や国を超えた健康をサポートする取り組みを展開しています。

詳細に関心のある方は、株式会社セカンドハートのウェブサイトや連絡先にお問い合わせください。


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