名作住宅「聴竹居」が100年を迎える
日本の建築文化の象徴とも言える名作住宅「聴竹居」が、ついにその真の姿を現しました。2023年に保存修理事業が完了し、これを受けてこの度、株式会社建築資料研究社が書籍『聴竹居——本屋・閑室・茶室 100年目の全貌』を刊行しました。著者は写真家兼編集者の小林浩志氏、監修者は建築の専門家である松隈章氏です。
書籍の魅力
新たに発表されたこの書籍は、全368ページのB5判、オールカラーの美しい仕上がりです。定価は5,500円(税込)で、全国の書店やオンラインで入手可能です。なんと収録されている写真は300点を超えており、「聴竹居」の全貌を余すところなく体感できる内容となっています。それぞれの写真には詳細な解説が付されており、建築家藤井厚二が描いた理想の住宅像がどのように実現されているのかを知ることができます。
トークイベントの開催
この書籍刊行を記念して、2025年7月16日(水)には、新橋で著者と監修者によるトークイベントが開催されます。現地開催とオンライン配信が行われ、建築やデザインに興味のある方々には見逃せない機会です。
イベントは19:00から21:00まで行われ、現地参加は事前申し込みが必要で、定員は30名となっています。参加費は1,000円ですが、参加者には「聴竹居」のオリジナル写真プリントが特典としてプレゼントされます。また、オンラインのライブ配信参加は無料で、定員は300名の予定です。興味のある方は、公式サイトから申し込むことができます。
聴竹居の歴史と魅力
「聴竹居」は国の重要文化財に指定されており、藤井厚二によって設計されました。早くも100年近くの歴史を持つこの住宅は、日本の住宅設計に新たな風を吹き込む存在として、現代においてもその価値は色あせることがありません。作品に込められた意図や思想を知ることで、訪問者は新たな発見を得ることができるでしょう。
著者と監修者の紹介
著者の小林浩志氏は、有名な写真家であり編集者として多くの建築作品を手掛けてきました。彼は神主の資格も持っており、日本各地の神社を撮影する姿勢からも、その文化への深い理解が伺えます。監修者の松隈章氏は、竹中工務店において設計本部に勤務し、聴竹居の保存活用に尽力してきました。彼の専門知識は本書にも色濃く反映されています。
まとめ
「聴竹居」はただの住宅にとどまらず、近代日本の住宅設計の理想像を体現する名作です。新たに発行された写真集と共に、7月のトークイベントでその魅力を深く掘り下げてみませんか?日本の建築を愛する皆さんのお越しをお待ちしております!
詳細やお申し込みは、
こちらの公式サイトからご確認ください。