Direavaが挑戦する外科手術支援AIの未来
東京都千代田区に本社を構えるDireava株式会社(代表取締役:竹内優志)は、経済産業省とNEDOが推進する国内生成AI開発プロジェクト「GENIAC」に参加することが決まりました。このプロジェクトでは、外科手術支援の視覚・言語統合型AI基盤モデルの開発がテーマに掲げられています。この技術は、外科医が手術中に行う判断や意思決定をサポートする画期的なもので、多くの医療現場に革新をもたらす可能性を秘めています。
GENIACプロジェクトとは?
GENIAC(Generative AI Accelerator Challenge)は、日本国内の生成AI技術の強化を目的とし、経済産業省とNEDOが共同で進めている国家プロジェクトです。このプロジェクトは、国産AIエコシステムの育成を図るために、大規模な計算資源(GPU)を提供し、生成AI技術の社会実装に向けた支援を行います。Direavaの「外科手術支援のための視覚・言語統合型AI基盤モデルの開発」がこのプロジェクトからの支援を受けることで、その実現を加速します。
目指す技術の具体像
Direavaが開発を進めるAIモデルは、手術中に外科医が行う判断を支援するために特化されています。術中の映像から解剖構造や手術の状況をAIが解析し、その結果に基づいて日本語の説明文を自動生成します。この技術は、手術中の危険な操作に対するフィードバックを行うナビゲーション技術としても機能することを目指しています。これにより、外科医はより安全かつ効果的に手術を進めることができるだけでなく、研修医の教育や手術の質の評価にもつながる汎用的なシステムが構築されます。
Direavaの使命
Direavaは、外科医が創業したスタートアップとして、「外科医視点」に基づくAI技術の開発を進めてきました。その目的は、外科手術における合併症を減少させることです。現在、同社は慶應義塾大学をはじめとする40以上の国内外の医療機関と提携し、医療現場での実装を視野に入れた製品開発を行っています。
ムービングフロントの一員に
Direavaでは、積極的に新しい仲間を募集中です。私たちのミッションは、「AIを用いて手術の未来を変える」こと。この目標に共感し、ともに医療の未来を切り拓いていく仲間を求めています。技術と臨床の垣根を越えたチームで、課題に挑む経験をもとに、医療現場を変えるテクノロジーに取り組む仲間を心から歓迎します。現在、AIエンジニアや営業職の採用を行っています。興味のある方はぜひお問い合わせください。
Direava公式サイト
まとめ
DireavaがGENIACプロジェクトに採択されたことは、生成AI技術の医療現場への応用における重要なステップです。外科手術支援のためのAIモデルが実現すれば、手術の安全性や質の向上が期待されると同時に、医療の未来に向けた大きな一歩となるでしょう。これからのDireavaの動向に注目です。