銀座・新橋に新たなインバウンドグルメサービス『Hotel Eats』が登場
韓国の株式会社サーフジャパンが、銀座・新橋エリアのホテル宿泊者に向けて新たにグルメ情報サービス「Hotel Eats」を2025年5月1日から提供することを発表しました。このサービスは、近年急増している訪日外国人旅行者に特化し、さまざまな言語で周辺の飲食店情報を発信するものです。
サービス背景
2024年には過去最高の3,690万人が日本を訪れると予想されており、その中でも韓国からの旅行者は特に多く、882万人に達するとされています。日本の美食体験は、旅行者にとって大きな魅力であり、特に銀座・新橋エリアには、歴史ある老舗からミシュラン星付き店まで、多彩な飲食店が揃い、観光客にとって訪れる価値のある場所です。
しかし、SURF JAPANの調査によると、訪日外国人の60%以上があらかじめ食事の場所を決めずに日本を訪れていることがわかりました。特にホテル周辺では、観光客が偶然通りがかりにレストランを選ぶケースが多く見受けられます。このようなニーズに応えるため、ホテル周辺の飲食店情報を提供する「Hotel Eats」が導入されることになりました。
『Hotel Eats』の利点
多言語対応のQRコード
この新サービスは、ホテル専用のQRコードを使用してアクセスする形式です。英語や韓国語など5つの言語に対応しており、訪問者が自国の言語でレストラン情報を簡単に取得できるように配慮されています。このQRコードは、各ホテルが提供する独自のもので、レストランまでの道案内や特典が異なることに合わせて設計されています。
無料で利用できるサポート
サービスにかかる導入費用は一切なく、SURF JAPANが運営や宣伝にかかる費用全てを負担します。ホテル側は面倒な手続きを避けつつ、宿泊客に価値ある情報を提供できるため、メリットは大きいです。さらに、モバイルビジネスカードとしても機能し、旅行者がホテルへの道順や連絡先情報を簡単に確認することができます。
プロモーションと予約機能
Hotel Eatsは、インバウンド旅行者に向けた独自特典「ゲストクーポン」を活用し、サービス参加店舗のプロモーションを行います。クーポンをご利用いただくことで、宿泊客は特別なサービスや割引を受けることができ、満足度の向上が期待されます。加えて、予約機能も充実しており、人気のレストランを簡単に予約できる仕組みが整っています。
多様な飲食店情報を提供
掲載される飲食店は、旅行者が事前に参考にすることができるように、GoogleマップやSNSなどから情報が集められています。これにより、旅行者は空港や駅到着前に食事のプランを立てやすく、旅行をより楽しむことが可能になります。また、営業時間や各種サービスについても詳細に提供されており、安心して訪れることができるでしょう。
まとめ
銀座・新橋エリアに新たに導入される「Hotel Eats」は、インバウンド旅行者のニーズを如実に反映したサービスです。多言語対応の飲食店情報を提供し、宿泊客の旅行体験をさらに豊かにすることが期待されます。今後、外国人旅行者の増加が見込まれる中で、このサービスは観光業界に新たな風を吹き込むでしょう。