株式会社バカン、「待つをなくす」社会実現へ向け資金調達を実施
株式会社バカン(本社:東京都千代田区)が、待つ必要のない社会の実現を目指し、資金調達を行ったことを発表しました。バカンは「いま空いているか1秒でわかる、優しい世界をつくる」というミッションの下、AI技術を駆使したリアルタイムな混雑状況の可視化プラットフォーム「VACAN」を展開しています。これにより、全国300の自治体での導入実績も持つ同社の挑戦は、公共施設や観光地、宿泊施設など多岐にわたります。
資金調達の背景
バカンは設立以来、公共交通機関や観光地での混雑緩和を目指し、AI技術を活用したサービスを展開してきました。特に、防災時の避難所の運営支援や観光地でのオーバーツーリズム対策において、リアルタイム情報の提供がプラスとなります。今回の資金調達は、DX事業とメディア事業のさらなる成長を目指すものです。メディア事業には、国内最大規模のトイレ広告メディア「アンベール」があり、すでに日本中の商業施設に約12,000台設置され、高い広告効果を示しています。
「待つをなくす」DXサービス
バカンが展開するDXサービスは、商業施設や自治体など、約20,000ヶ所で展開されています。混雑情報のリアルタイム配信を通じて、平時の観光地や商業施設での混雑緩和、有事の際に避難所のスムーズな運営支援といった多面的なニーズに応えています。特に、最近実施された証明実験では、避難所の受付時間を従来の14分の1に削減することに成功しました。このような取り組みにより、バカンは安全で効率的な社会の実現に貢献しています。
トイレ広告メディア「アンベール」
「アンベール」は、トイレ広告メディアとして2020年末から商用展開を開始し、設置台数No.1を誇ります。2023年には1.1億人がその広告を接触する予定で、現在も設置箇所を拡大しており、様々な情報を盛り込んだコンテンツ配信も行っています。例えば、花粉症対策や紫外線対策情報、産後リカバリー情報など、実用的な情報提供を通じて、単なる広告媒体を超えた価値を提供しています。
投資家から寄せられた期待
今回の資金調達には、株式会社アイティフォーとFLAG-41の2社が参加しました。それぞれがバカンの理念に共感し、社会貢献への熱意を込めて投資を行ったことが強調されています。特にアイティフォーは、「人々の豊かな時間を創出する」ことを目標に掲げており、バカンの取り組みがそのビジョンにフィットすることから出資を決定しました。
今後の展望と代表メッセージ
バカンの代表取締役、河野剛進氏は、今回の資金調達を通じて、さらなる事業展開を図り、「待つをなくす、優しい世界」を実現するための基盤を強化していくと述べています。またAI技術による革新を進め、多様なパートナーシップとの連携を通じて、社会に貢献する事業を加速させる意向を表明しています。
会社概要
- - 会社名:株式会社バカン
- - 設立:2016年6月
- - 所在地:東京都千代田区麹町2-5-1 WeWork 半蔵門 PREX South 3F
- - 公式サイト:バカン公式サイト
このように、バカンは「待つをなくす」社会実現のための取り組みを加速させており、今後の展開が非常に楽しみです。