ミュージカル『ボニー&クライド』製作発表会が開催
2025年3月10日から4月17日まで、シアタークリエにて新演出版のミュージカル『ボニー&クライド』が上演されます。この作品の製作発表が1月31日に行われ、選ばれたオーディエンスに向けて、特別なパフォーマンスが披露されました。
製作発表会には、クライド・バロウ役の柿澤勇人さんと矢崎広さん、ボニー・パーカー役の桜井玲香さんと海乃美月さん、そして演出を手掛ける瀬戸山美咲さんが登壇。彼らは特別バージョンで劇中曲「ピクチャー・ショー」と「残すのさ名前を」を披露し、作品への期待を高めました。
ボニーとクライドの物語
この作品は、1930年代のアメリカ中西部で実際に起こったギャングカップル、クライド・バロウとボニー・パーカーの生き様を描いています。彼らは銀行強盗を行い、社会からはみ出した存在として知られていますが、その生き方は後に多くの映画や文化に影響を与えることとなりました。特に、映画『俺たちに明日はない』は彼らの物語を題材にし、大ヒットを記録しました。
名作ミュージカルの誕生
ミュージカル版『ボニー&クライド』は、著名な作曲家フランク・ワイルドホーンが音楽を手掛け、ジャズとポップの融合による魅力的な楽曲が展開されています。この作品は、2011年にブロードウェイで初演され、日本でも初めて上演されたのは2012年のことで、多くの観客から高い評価を得ました。
その後、2022年にロンドンで再演され、日本では2023年に宝塚歌劇団によっても制作されるなど、常に新鮮なアプローチで再演を続けています。今回の新演出版でも、心を打つストーリーと音楽が融合した、観る者を惹きつけてやまない作品となることでしょう。
豪華キャスト陣
新たに発表されたキャストには、クライド役に柿澤勇人さんと矢崎広さん、ボニー役には桜井玲香さんと海乃美月さんがWキャストとして登場します。バック役は小西遼生さん、ブランチには有沙瞳さん、テッド役には吉田広大さんと太田将熙さんがそろい、個性的なキャラクターを演じます。さらに、エマ役には霧矢大夢さんが、シュミット保安官役には鶴見辰吾さんが配役されています。
この豪華キャストのパフォーマンスがどのように展開されるのか、期待が高まります。特に、辻褄のあったキャラクター間のダイナミクスがどのように描かれるのかが注目されます。
お客様に届ける感情
製作と演出を担当する瀬戸山美咲さんは、映画「俺たちに明日はない」に強い影響を受けたと語り、フランク・ワイルドホーン氏の楽曲が彼らの夢や現実の違いを力強く表現していると説明します。「疾走感のあるエネルギーに満ちた作品にしていきたい」と力強く語る姿が印象的です。
また、キャスト陣も観客に対して、物語を通して「様々な感情を抱いてもらいたい」と述べ、彼らの演技を通じて観客が心に残る体験を味わえるよう努めていくと約束しました。
公演情報とチケット情報
新演出版の『ボニー&クライド』は、シアタークリエにて2025年の3月から4月にかけての49回公演が予定されています。チケットはホリプロステージにて絶賛販売中で、利益の一部は社会貢献活動に寄付されるなど、エンターテインメントとしての楽しさだけでなく、社会的意義も持ったプロジェクトとなっています。
詳細な公演情報やチケット販売のリンクは、ホリプロの公式ウェブサイトで確認できます。ファンの皆さんは、早めにチケットを手に入れて、この感動的なミュージカルを劇場で体験してください。待ち望まれる公演に、今から心躍らせることでしょう。