新しい持針器の登場
2025-04-09 15:33:27

医師と連携した新たな医療機器“Neo持針器”が2025年に発売予定

新たに登場する医療機器“Neo持針器”



株式会社河野製作所(本社:千葉県市川市)は、世界初の直径0.5mm以下の手術用縫合針を扱うための専用機器、通称“Neo持針器”を開発しました。この新しい医療機器は、2025年4月の発売を予定しています。

Neo持針器の特長



Neo持針器は、顕微鏡を使った細かな手術、特に直径わずか0.03mmの微細な縫合針を扱う際に重宝されます。従来はピンセットでしか対応できなかったこの縫合針を、より効率的に、安全に取り扱うことができるように設計されています。特に、スーパーマイクロサージャリー(超微小外科)での活用が期待されています。

微細な針を正確に掴む


Neo持針器は、針を掴む部分がわずか0.2mmの幅に設計されており、これにより微細な針をしっかりと保持することができます。この技術革新により、正確な手術が可能になるだけでなく、医師のストレスを軽減することにも寄与しています。

医師とのコラボレーション


この持針器は、医師との密接な連携により開発されました。手術現場のニーズを反映した設計が施されており、例えば、顕微鏡の視界から逸れないデザインが採用されています。これにより、持針器を回転させても針が視野外に出ることがないため、手術の正確性が向上します。

さらに、Neo持針器はセッシ(ピンセット)形状になっており、医師の指先から力が直接伝わるため、微細な調整が容易になります。円柱状の滑り止め付きグリップも工夫されており、細かい動きにも対応できるのが特徴です。

Neo持針器の基本情報



  • - 名称:Neo持針器(一般的名称:持針器)
  • - 販売開始:2025年4月中を予定
  • - 価格:販売先にて別途案内予定

株式会社河野製作所のご紹介



河野製作所は1970年に設立され、マイクロサージャリーに特化した医療機器の開発・製造を行っています。彼らは他社にはない高付加価値の製品を提供しており、特に、微細加工技術により世界最小の針を用いた針付縫合糸を市場に送り出しています。2009年には日本のものづくりの優秀性を認められ、「第3回ものづくり日本大賞内閣総理大臣賞」を受賞しています。国際的な市場にも進出し、その技術力を広げています。

株式会社河野製作所は、市川市曽谷に本社を構え、手術用医療機器のより良い未来を目指して日々研究開発を行っている企業です。


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