マイホーム購入者の世帯年収とライフスタイルの実態
株式会社MEMOCOが実施した持ち家購入者に関する調査では、668名の男女に対してマイホーム購入時の世帯年収や購入の理由などが尋ねられました。この調査は2024年10月29日から2025年2月3日まで行われ、豊富なデータが集まりました。
調査概要
調査対象は、持ち家を購入した男女668名です。年代別に見ると、30代が最も多く、全体の約46%を占めています。特に、20代から50代の回答者が多く、30代が多忙なライフステージにあることが伺えます。
持ち家の購入時期と理由
調査の結果、持ち家を購入したのは3年以内の人が約50%と半数を占めており、最近の購入傾向が見られました。持ち家購入の主な理由としては、「子どもの誕生」が約44%と最も多く、次いで「結婚」の約21%という結果が示されました。これには、ライフステージの変化が直結していることが考えられます。
世帯年収の実態
次に、購入時の世帯年収について調査結果を見ていきましょう。最も多かったのは「500万円以上600万円未満」の約29%で続いて「500万円未満」が約21%、「600万円以上700万円未満」が約16%と続きます。これにより、世帯年収は「500万円未満~700万円未満」が主流となっていることが明確になりました。
住宅ローンの状況
さらに、持ち家購入時にローンを組んだかどうかに関するデータも分析しました。約42%の人が配偶者が単独で蓮を組んでおり、次いで自身が単独で組んだ人が約25%いました。ペアローンを利用した人も16%で、全体の約6割に当たる人が何らかの形でローンを組んでいることが分かります。
ローンを組む理由
単独ローンを選んだ理由は、収入が多い方が組んだケースが多数あり、育児休業中の人が配偶者に単独で組ませたという事例も見られます。一方、ペアローンを選んだ理由としては、ローン審査が通りやすいことや、借入可能額を増やしたいなどの意見が目立ちました。
まとめ
今回の調査から、持ち家購入者の世帯年収は「500万円未満~700万円未満」が多く、約6割が単独もしくはペアでローンを組んでいることが判明しました。持ち家は人生の大きな決断の一つですので、購入を考えている方は、まずは世帯年収を基にした計画を立て、その後のライフプランを考慮して無理のない物件選びをすることが重要です。これからの人生設計におけるマイホームの役割を見極める良い機会となるでしょう。