新しい職場環境の創生へ向けて
WHILL社(東京都品川区)は、日本最大級のオープンイノベーション拠点である「STATION Ai」において、障害の有無や年齢、国籍に関係なく個人の特性を最大限に発揮できる職場環境の創造に取り組むことを発表しました。その一環として、2025年3月10日から14日まで「ウィルWEEK」が開催され、誰もが参加できる新しい働き方の視点を探ります。
WHILL社の取り組み
WHILL社は、免許を持たない人でも使用できる近距離モビリティ「WHILL」を導入し、職場内および公共空間において誰もが自由に移動できる環境を目指しています。少子高齢化により労働力人口が減少する中、働き手の多様性を尊重した職場作りが求められています。これにより、社員間の信頼関係や協力が生まれ、イノベーションを促進することが期待されます。
ウィルWEEKの内容
「ウィルWEEK」では、以下のようなイベントが行われます。
1. ウィルMEET
3月10日から14日まで、STATION Ai内にウィルを6台設置し、入居者が自由に利用できる環境を提供します。この期間中、同じ色のウィルに乗ることで入居者同士が交流しやすくなるよう工夫されています。自己紹介やコーヒーブレイクを通じて、新たなコミュニケーションの場が生まれ、職場の雰囲気が一段と活気づくでしょう。
2. 施設環境を考えるトークセッション
ウィルWEEKの最終日、3月14日には、アート展示を手掛けた株式会社ヘラルボニーやオフィスインテリアを担当するオリバー社と共に、理想的な職場環境についての意見交換が行われます。多様な視点からのトークセッションを通じて、今後の働く場の在り方について新しいアイデアが生まれることでしょう。
WHILLの特長
WHILLは、歩行者と同じ速さで移動することができる4輪のモビリティです。安心設計が施され、ユーザーは簡単に操作できるだけでなく、旋回性能やさまざまな地形でも走行可能です。このような特性により、オフィスだけでなく市街地や公共スペースでも利用できるようになっています。
未来の職場環境の実現に向けて
WHILL社は、移動の楽しさや快適さを提供するために、商業施設や美術館などでモビリティを利用できるサービスを展開しています。多様なバックグラウンドを持つ人々が集う職場においても、このWHILLを活用し、柔軟で包摂的な働き方を模索しています。
STATION Aiの概要
STATION Aiは、2018年にスタートしたオープンイノベーション拠点で、さまざまな企業やスタートアップの交流を促進しています。会員専用ゾーンと一般利用者も利用可能な開放ゾーンがあり、多様な人材が集まり、新たな価値を創造する場を提供しています。
最後に
「ウィルWEEK」は、未来の働き方を共に考える機会です。多様性を尊重し、誰もが活躍できる職場を目指すWHILL社の取り組みにぜひ参加して、新たな視点を発見してください。興味のある方は、STATION Aiを訪れて、近未来の働き方を体験してみてはいかがでしょうか。