グロービス経営大学院の新たな挑戦
グロービス経営大学院(東京都千代田区)は、法人設立以来、ビジネスパーソンに向けた質の高い教育を提供し続けている。今回、新たに英語版nano-MBAのカリキュラムに「Design Thinking Fundamentals」という科目を追加することを発表した。2025年8月から始まるこの科目は、デザイン思考を通じて、ビジネス環境におけるイノベーションを促進することを目的としている。
デザイン思考の重要性
デザイン思考は、ユーザーのニーズを理解し、そのニーズに基づいてソリューションを設計するプロセスである。この考え方は、今日のビジネス環境において非常に重要視されている。特に、顧客中心のアプローチを基盤とするビジネスモデルを構築する際には、デザイン思考の知識と技術が不可欠である。
新しい科目の概要
開講される「Design Thinking Fundamentals」は、実務経験豊富な講師Darren Menabneyが担当する。彼は、デザイン思考に関する豊富な知識と経験を持ち、TEDxスピーカーとしても知られている。6週間という短期集中型のカリキュラムで、受講生はプロトタイピングを通じてアイデアを検証し、実効性の高いソリューションを提案する手法を学びながら、フィードバックを受け、アイデアをブラッシュアップしていくことになる。
nano-MBAプログラムの特徴
nano-MBAは、定額制動画学習サービス「GLOBIS Unlimited」を使用した革新的な教育プログラムであり、動画学習、AIによる記述式の学習、ライブ授業、グループワークが組み合わさっている。この形式は、学習効果を高めるだけでなく、忙しいビジネスパーソンにとっても非常に利便性が高い。本プログラムは2022年10月の開講以来、既に40カ国以上の200名以上の受講者を迎え、グローバルなネットワークを形成している。
受講対象と申し込み方法
新科目は、ビジネスを始めたばかりの方や顧客中心のアプローチを基礎から学びたい方にとって最適な内容である。また、奨学金制度も用意されており、経済的な理由から参加を躊躇していた人でも応募可能である。受講期間は6週間と短期であり、受講生は短期間で多くの知識を得ることができる。
受講を希望する方は、公式ウェブサイトから詳細を確認し、申し込むことができる。興味がある方には、この貴重な機会を逃さないようにぜひ早めの行動をお勧めしたい。
経営教育のグローバル展開
グロービス経営大学院は、今後もさまざまなプログラムを通じて経営教育のグローバル展開を加速させていく意向だ。「nano-MBA」や新たな「Design Thinking Fundamentals」の追加により、より多くの人々がビジネス環境で成功を収められるような教育を提供し続けるだろう。
教育の質の向上は勿論のこと、受講生が実際のビジネスシーンで直面する課題を解決できる力を養うことが、グロービスの大きな目標である。