イトーキが新たに提案するサステナブルデザインソリューション
株式会社イトーキは、2026年6月から、未活用資源を企業の価値に変換するサステナブルデザインソリューション「Econifa UPCYCLE」を提供開始することを発表しました。これは、企業や地域の未利用資源を効果的に活用し、社員の誇りや共感を育む空間を創出することを目的としています。
企業らしさを体現する空間づくりの重要性
近年、企業経営において、人材の流動性が高まり、企業が自社らしいブランド価値をどのように作り出すかが重要なテーマになっています。特に若年層は、働き方や価値観が多様化しており、従来の機能的なオフィスでは満足できないことが多いとされています。そのため、企業の特性や文化が感じられるオフィス空間が求められています。
このようなニーズに応えるため、イトーキは「Econifa」を国産木材活用の「Econifa WOOD」と、未利用資源を再生・活用する「Econifa UPCYCLE」に分けて展開しています。これらの素材には、それぞれの背景やストーリーが存在し、単なる環境配慮にとどまらず、企業文化やそのものづくりの姿勢を体感できる空間を作り出します。
「Econifa UPCYCLE」の仕組み
「Econifa UPCYCLE」では、製造過程で生じた副産物や未利用資源を活用してオフィス家具や内装を再構築することにフォーカスしています。これにより、企業のストーリーが空間に可視化され、社員は自社の強みや文化を日常的に感じながら働くことができます。こうした環境が企業への愛着や誇りを醸成し、コミュニケーションの活性化にも寄与します。
例えば、イトーキはこの取り組みを具体化するために新しい空間提案のノウハウを駆使しています。これまで活用されてこなかった資源を新たな素材として再構築することで、独自のストーリーを持った空間作りを実現しています。
国産材を使用した「Econifa WOOD」の特長
「Econifa WOOD」は、国産材の特性を最大限に活かした空間づくりを支援します。伝統的に培われてきた日本の木材産業とのネットワークを活用し、地域ごとの質感や表情を反映した家具や空間を提供します。これにより、心地よさを実現し、創造性や生産性を向上させるオフィス環境が作られます。また、最近の研究によって、木質空間がストレスを軽減し、集中力の向上に貢献することも示されていることから、働く人にとって快適な場を提供することが期待されています。
具体的な事例
イトーキはこの理念に基づいて、多くの企業や自治体と協業し具体的なプロジェクトを進めています。例えば、滋賀県近江八幡市では地域資源である「ヨシ」を使用した家具を納入し、市民や職員から高い評価を得ています。また、カモ井加工紙と協力して、マスキングテープの端材を活用した什器用ボードの開発も進行中です。さらには、セブン‐イレブンやトヨタ自動車のような大手企業との取り組みも行われており、各社が持つ素材の活用と新たな空間価値の創出に繋がっています。
オルガテック東京2026での発表
本取り組みは、2026年6月2日から東京ビッグサイトで開催される「オルガテック東京2026」にて正式に発表され、イトーキのデザイナーによる独特のデザインで構成される空間が展開される予定です。このイベントでは、企業や自治体との共創による副産物や未利用資源を用いたプロダクトや素材も展示されるため、参加者はこのサステナブルな空間を体感することができます。未来のオフィスには、資源の循環だけでなく、企業の文化や価値観をも体感できる新しい可能性が広がっているに違いありません。
イトーキは、明日の働き方を設計し続ける中で、企業からの共感を生むスマートなオフィス空間を提供し続けています。