岡山大学が2025年大阪・関西万博での国際シンポジウムに登場
2025年の大阪・関西万博で、国立大学法人岡山大学が主催の国際シンポジウム「未来への贈り物 80億人の安全、健康、ウェルビーイング」に参加し、大学としての新しい働き方や環境について発表を行いました。テーマは「Creating the Ideal Workplace Together at the University」。
シンポジウムは、7月16日から19日までインテックス大阪で開催され、万博史上初となる「安全、健康、ウェルビーイング」をテーマにした国際的なプログラムとして注目されました。岡山大学からは、学長の那須保友、副学長の横井篤文や、医療開発領域の講師、学生支援課の課長、さらには学生代表が参加し、それぞれの立場から視点を提供しました。
理想の働き場とは?
那須学長と横井副学長は、誰もが心理的安全性を感じる環境が大学においていかに重要かを強調し、理想的な職場は「自由に発言できる」ことにあると語りました。この視点は多くの参加者に共感を呼び、働き方の未来について改めて考えさせるものでした。
德増講師は、組織における個人のエンゲージメント向上が、幸福感や働きがいの実現に必要不可欠であることを説明しました。また、中村課長は日々の学生支援の現場で直面する問題と解決策をシェアし、「一人ひとりが自身の力を発揮できる大学を目指している」との意気込みを表明しました。
学生の声
学生代表の寺島美優さんとLIN THU KHA HTAIKさんは、国際的な環境での経験や学びの重要性を語り、自らの体験を交えてこれからの目標について熱く語りました。特に、LIN THU KHA HTAIKさんは「岡山で学んだことを世界と結びたい」と力強く意志表明し、将来に向けた覚悟を示しました。
質疑応答の際には、参加者から岡山の若者と地域の活性化に対する期待が寄せられ、会場の雰囲気は非常に温かく、活発でした。このシンポジウムは、岡山大学が掲げる「地域と地球の未来を共創する」という理念を体現する場ともなりました。
未来へ向けて
岡山大学は、グローバルな視点を持ち続け、全ての人がウェルビーイングを実感できる環境作りに真摯に取り組んでいく予定です。今後の教育や研究の展開、国際的な連携に期待が寄せられ、地域中核・特色のある研究大学としての力強い取り組みが注目されています。
参考リンク
岡山大学は、これからも「地域中核・特色ある研究大学」として、持続可能な未来を共に創るための取組を進めていくことでしょう。