JA三井リースがフロンティアイノベーションズに出資｜ディープテック企業支援の新たな動き

JA三井リース、ディープテック企業への出資を発表

2025年3月27日、JA三井リース株式会社は「Frontier Innovations1号投資事業有限責任組合」（以下「本ファンド」）への出資契約を締結したことを発表しました。この出資は、ディープテック企業との新規ビジネス創出を目的としています。

本ファンドの特徴

本ファンドは、東京都中央区に本社を構えるFrontier Innovations株式会社が組成しており、宇宙分野および非宇宙分野のディープテック企業を投資対象としています。特に、ロケットや衛星に関連する技術に注目し、持続可能なスタートアップエコシステムの創出や育成を目指しています。さらに、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構（JAXA）との連携により、実践的なハンズオンプログラムを提供することで、企業の成長を支援します。

出資の背景と目的

宇宙ビジネスの市場は今後、急速に拡大すると予想されています。最近の技術革新により、ロケットの打ち上げコストが大幅に削減され、民間企業が次々とこの市場に参入しています。特に、衛星通信や地球観測衛星による画像解析、さらには宇宙旅行といった新しいサービスが登場しつつあります。これに対応するため、JA三井リースは中期経営計画「Real Change2025」の一環として、新たな事業領域への挑戦を目指しています。

JA三井リースは、金融ソリューションや豊富な顧客基盤を活用し、Frontier Innovationsとの協力を通じて、投資先企業と連携しながら新規ビジネスの創出に取り組む計画です。これにより、ディープテック企業の成長を支援し、持続可能なビジネスモデルを確立することを目指しています。