新たな技能センター
2025-07-16 16:36:20

日研トータルソーシングが愛知県に自動車製造と溶接技能センターを開設

日研トータルソーシングの新たな挑戦



日研トータルソーシング株式会社が、愛知県知立市に2つの専門研修施設を新設しました。その名も「知立技能センター」と「東海溶接技能センター」です。自動車産業の進化や求められる技術に対応するための重要な一歩を踏み出しました。

知立技能センターについて



自動車業界は今、大きな変革を迎えています。電気自動車(EV)の普及や自動運転技術の進化、さらに多品種少量生産へのシフトが進む中で、製造ラインの効率的な運営が求められています。こうした背景を踏まえ、知立技能センターでは自動車の組立、塗装、物流、検査といった基本的な製造工程における研修を提供しています。

当センターでは、実際の仕事に必要とされるスキルを身につけられる特化したカリキュラムが整っています。これにより、職場ごとのニーズに合った人材を育成し、適切なスキルを備えた人材を迅速に確保することが可能になります。日研トータルソーシングは、研修対象者に対して希望する職種やスキルに基づいたトレーニングを行い、職場に適応できる能力を磨く手助けをしています。

東海溶接技能センターの開設



一方で、溶接工の人材不足はますます深刻な問題となっています。ロボット技術が進化する中で、依然として人のスキルが必要とされる場面が多く、特に中小企業では人手不足が顕著です。実際、愛知労働局の調査によれば「金属加工・溶接検査工」の求人倍率は4.39倍と高い水準にあることが示されています。

このような状況に対処するため、東海溶接技能センターでは溶接の基礎から半自動溶接、Tig溶接などの実践的な技術までを学べるプログラムを提供します。業界のニーズに合わせたカスタマイズ研修にも対応し、即戦力となる人材を育成することを目指しています。これにより、製造業の人材基盤が更に強化されることが期待されます。

施設概要と今後の展望



知立技能センターと東海溶接技能センターの所在地は、愛知県知立市東上重原5丁目21番地です。日研トータルソーシングは、1981年に設立され、総合人材サービスを提供しています。企業としての使命は、「人的資本創造企業」として、さまざまな業界で活躍する人材を育成し、彼らが社会で持続的に成長できる環境を整えることです。

最後に



日研トータルソーシングの新たな取り組みは、未来の自動車製造業界を支える重要なステップです。自動車製造と溶接の技術を持つ人材を育成することで、業界全体の発展に寄与することを目指します。これからの人材育成に大きな期待が寄せられています。


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