アニメ映画上映
2025-10-01 14:57:52

長編アニメ『Another World(世外)』がシッチェス映画祭で上映決定!

アニメーション映画『Another World(世外)』の上映決定



2025年、長編アニメーション映画『Another World(世外)』が、名声高いシッチェス・カタルーニャ国際ファンタスティック映画祭で正式に上映されることが発表されました。この作品は、デジタルハリウッド大学大学院の「日本IPグローバルチャレンジ・プログラム」の一環として制作され、著名小説『千年鬼』を原作に、国際共同制作として生まれました。

映画祭の意義



シッチェス・カタルーニャ国際ファンタスティック映画祭は、ホラー、ファンタジー、SF、アニメーションにおける世界的な権威として知られ、多数の名匠たちが出品している歴史ある映画祭です。特に、クリエイティブな表現や独自の作家性を重視する「ニュー・ビジョンズ(Noves Visions)」部門への選出は、作品の芸術性と革新性が高く評価された結果です。これにより、『Another World(世外)』は国際的な舞台での成功が期待されます。

作品の背景



『Another World(世外)』は、西條奈加の小説『千年鬼』を基にした物語で、幻想的な世界“世外”を舞台にしています。物語は、魂が生と死の狭間を旅する様子を描き、感情の複雑さや人間性に迫る内容となっています。作品のプロデュースを担当したのは香港のポリー・ユン氏で、監督をトミー・カイ・チュン・ン氏が務めています。香港のアニメーションスタジオPOINT FIVE CREATIONS LIMITEDとの共同制作が実現し、2025年春に完成を予定しています。

映像化の過程



本作は制作前に、香港フィルマートにおける国際企画コンテストで劇映画部門の大賞を獲得しており、その後もアヌシー国際アニメーション映画祭でも上映される予定です。これにより、作品は世界各国への配給が見込まれています。

物語の概要



『世外』では、死後の魂が幻想の世界を旅しています。主人公グドは、ユリという少女を導く精霊であり、彼女の感情に触れることで人間の複雑さを学ぶります。ストーリーは、彼がユリの怒りを抑え、彼女が怪物に変貌するのを防ぐミッションに挑戦する過程を描写しています。

日本IPグローバルチャレンジ・プロジェクト



このプロジェクトは2016年にスタートし、日本のポテンシャルなコンテンツを海外で映像作品化することを目的としていいます。学生たちは、各国の制作会社とコラボレーションし、独自の作品を生み出しています。今回の『世外』もその一環であり、デジタルハリウッド大学の学生による要約・翻訳が行われ、国際的なセールス活動が展開されました。

監督・プロデューサーのプロフィール



トミー・カイ・チュン・ン(監督)


香港城市大学を卒業し、多数の賞を受賞。短編アニメーションやCMを手がけ、国際的な才能として広く認知されています。

ポリー・ユン(プロデューサー)


アニメーションやドキュメンタリーなど、さまざまなプロジェクトに関わりながら、国際的に評価されています。傑出した作品を常に創出しており、今回のプロジェクトでも重要な役割を果たしています。

映画祭の未来



シッチェス・カタルーニャ国際ファンタスティック映画祭は、革新的な作品を発表する絶好の場であり、今後も多くの才能が集まることでしょう。『Another World(世外)』の上映により、新しい映像文化が日本から発信される期待が高まります。是非注目したい作品です。


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