株式会社ココロミルが提唱する未来の心疾患検知法
東京の新宿区に本社を構える株式会社ココロミルが、心疾患リスク検知への新たな挑戦を行っています。その取り組みが注目を集めているのが、日本最大級の招待制カンファレンス「B Dash Camp」において発表された内容です。ココロミルは150社を超えるエントリーの中から、ヘルスケア企業として唯一選出されたファイナリスト12社の一つで、注目されています。
特許技術の基盤に常識を覆す心疾患の早期発見
ココロミルの代表取締役、林大貴氏は、「救えたはずの命を救う」ことを企業のミッションに掲げています。従来の健康診断では、限られた瞬間の心電図データから見逃されがちな心疾患リスクを、いかに可視化し、適切な医療へ繋げるかが重要なポイントです。特に、数十秒間の心電図では、日常生活の中で潜むリスクを捉え切れないことが多く、心臓由来の突然死を引き起こす要因になっています。ココロミルはそのギャップを埋めるために開発した「ホーム心臓ドックpro」と「eclat」という2つのデバイスを活用し、日常生活の中で行う心臓に関するスクリーニングを実現しています。
1. ホーム心臓ドックproの概要
「ホーム心臓ドックpro」は、軽量パッチ型の心電計デバイスで、9時間から24時間にわたって計測可能です。ユーザーは日常生活をしながら心臓の状態をモニタリングでき、そこから得られたデータは専門の医療従事者によって分析され、数日内にレポートとして届けられます。特に不整脈や睡眠時無呼吸症候群、ストレスの兆候など、見逃されることが多いリスクを可視化する役割を果たします。
2. 医療へ繋ぐシームレスな仕組み
「ホーム心臓ドックpro」で得られた結果は、医療機関への受診時にも活用できます。また、オンラインクリニックも整備されており、迅速な医療接続が可能です。これにより、忙しい日常を送る方でも、すぐに適切な医療機関を受診しやすくなっています。
3. eclat:新しい検査デバイス
同社が提供する「eclat」は、完全使い切りのパッチ型ホルター心電計で、日本初の7日間連続計測が可能です。面倒な電極コードが不要で、日常生活をそのままに検査ができます。医療機関にとっても、取り扱いが容易で、メンテナンスフリーの特性は業務の効率化に寄与します。
救命のバトンを繋げる
ココロミルは、日常でのスクリーニングから医療現場への接続までを自社の技術で一貫して行うことができるため、患者と医療従事者双方にとっての負担を軽減し、「救命のバトン」を確実に繋げています。この画期的なエコシステムは、突然死を未然に防ぐ鍵となるでしょう。
獣医療への展開
さらに、ココロミルの技術はヒトの医療にとどまらず、「言葉で症状を伝えられない」ペットにも応用が可能です。動物医療領域でも、この取り組みは高い親和性を持ち、さらなる事業展開が期待されます。
B Dash Camp 2026 Spring in Sapporo
気になるB Dash Campの開催日は、2026年5月20日から22日の3日間、札幌市内で実施され、スタートアップ業界のトレンドに関するパネルディスカッションやピッチコンテストが行われます。
まとめ
ココロミルの取り組みが示すように、特許技術を駆使した新たな医療システムによって、見逃されてきた心疾患リスクを可視化し、救命のチャンスを増やすことが可能になるのです。未来の医療の在り方として、このカンファレンスでの発表に注目です。