新たなESG基準に迫る!生物多様性と人的資本の重要性
シェルパ・アンド・カンパニー株式会社が運営する「ESG Journal」では、最新のホワイトペーパー「次に求められるISSB開示基準:生物多様性・人的資本の徹底解説(2024-2026年のワークプラン)」が公開されました。このホワイトペーパーは、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)の2024年から2026年のワークプランに基づき、生物多様性及び人的資本分野における議論や研究の進展状況を詳述しています。
ESG開示基準の背景
ISSBは、サステナビリティ開示の国際基準を策定する役割を果たしており、2023年には気候関連のリスクと機会に関する基準であるIFRS S1とS2を最終化しました。この流れを受け、次なるテーマとして生物多様性と人的資本が設定され、現在進行形でその議論と調査が行われています。
特に、生物多様性に関してはその重要性が高まっており、企業に対して持続可能な資源の利用と生態系の保護を求める声が強まっています。また、人的資本の観点からは、企業がどのように人材を育成し、社員の福祉を考慮するかが焦点となっています。
国内の動き
国内においては、ISSBが策定するIFRSサステナビリティ開示基準の日本版であるSSBJ(サステナビリティ基準委員会)の開示基準が2025年に最終化される予定です。このため、ホワイトペーパーではSSBJの基準がどのようにISSBの議論を反映するかについても触れています。
企業のサステナビリティ情報開示を担当する方々や、将来的にSSBJ基準がすべてのプライム市場上場企業に適用されることを考慮しているビジネスパーソンには、非常に価値のある資料となるでしょう。
ホワイトペーパーの内容
ホワイトペーパーは合計34ページから構成されており、その主なアウトラインは次の通りです:
1.
ISSB基準の次の基準への準備状況
ISSBが生物多様性と人的資本の基準策定に向けてどのように動いているのかの現状を分析しています。
2.
生物多様性情報開示、人的資本情報開示の検討状況
具体的に企業がどのような情報を開示すべきか、その進捗を明らかにしています。
3.
今後の見通し
企業が準備すべきポイントや今後の動向についての見解を示しています。
ホワイトペーパーの執筆を担当したオズボーン ジャクソン氏は、ESGおよび持続可能性に関するコンサルタントとして豊富な経験を有し、ESGに関わる様々な知見を持っています。また、シェルパ・アンド・カンパニーのESGエキスパートチームが監修を行っており、信頼性の高い情報が提供されています。
今後の動向
このホワイトペーパーを通して、ISSBの作業計画や基準設定のトレンドを把握することで、企業は今後のサステナビリティ情報開示において必要な知識を蓄積できます。特に、サステナビリティ関連の情報開示が法的義務化される可能性も指摘されているため、関心を持つ企業は今すぐにでも情報収集を始めることが重要です。
このホワイトペーパーは、無償で登録が必要ですが、サステナビリティに関する最新情報を得るためにぜひ活用していただきたいと思います。これは単に企業の競争力を高めるだけでなく、持続可能な未来を築くための重要なステップでもあります。
参考リンク
詳細な内容は
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