岡山大学が「介護についてみんなで語ろう!!」講座を開催
岡山大学は、2025年11月に「ダイバーシティ&インクルージョンデイズ」を設け、その取り組みの一環として「介護についてみんなで語ろう!!」という講座を実施しました。このイベントは、介護という重要なテーマにフォーカスし、参加者がそれぞれの経験を共有しつつ、介護の現実について深く考える機会を提供しました。
講座の背景
国立大学法人岡山大学は、一人ひとりが互いの価値を理解し尊重する必要性を伝える様々なイベントを実施しています。特に今年度のこの講座では、岡山大学病院の医療ソーシャルワーカーである石橋京子先生を迎え、介護に関する重要な知識や心構えを学ぶことができました。講座は、学生や教職員、そして介護に関心がある地域の方々を対象にしており、多様な参加者が集まりました。
様々な立場の参加者
当日は28名の参加者が集まりました。介護を職とする学生、実家での介護を控え不安を抱える人、実際に介護を行っている人など、さまざまな背景を持つ方々が一堂に会しました。それぞれの立場からの意見交換が行われ、「祖母を介護した経験を通じて家族の絆が深まった」など、心温まるエピソードがシェアされました。これにより、介護というテーマが単なる負担にとどまらず、思いやりや家族の絆を深める機会でもあることを再確認しました。
参加者からの声
参加者からは、多くの感想が寄せられました。「普段は周囲と共有できない情報を得られた」「助けを求めることの重要性を痛感できた」との声が上がり、実際の体験を基にした意見交換が非常に有意義な時間であると評価されました。この講座を通じて、多くの参加者が介護の現実を理解し、それによって得た知識を地域社会にも返していくことの意義を実感したことでしょう。
今後の取り組み
岡山大学は、今後もD&I(ダイバーシティ&インクルージョン)を推進するための取り組みを続けていく方針です。この講座のように、地域の様々な課題に対して意義を見出し、解決策をともに考える場を提供することが求められています。また、参加者の皆さんにはこの活動にご理解とご協力をいただけるよう、広く呼びかけています。
参加者の皆さんにとって、今回の講座が新たな気づきや学びの場となったことが何よりの収穫であり、介護を通じて人と人とのつながりがいかに重要であるかを改めて認識する機会となりました。今後も岡山大学の取り組みにご期待ください。