商船三井がLNG船「MOL AZURE」の命名式を実施
2023年1月10日、株式会社商船三井が発注した新たなLNG船の命名式が、韓国のHanwha Oceanのコジェ造船所にて行われました。この新造船は、TotalEnergiesの子会社であるTotalEnergies Gas & Power Limited向けに定期貸船契約として投入される予定です。
式典には、TotalEnergiesのガス・再生可能エネルギー・電力部門の副社長、Carolina PRETZEL氏をはじめ、多くの関係者が出席し、本船は「MOL AZURE」と命名されました。「MOL」という名称は商船三井を示し、同社グループのLNG船隊の中核を担う存在であることを強調しています。
「AZURE」という名前は、イタリア語で青を意味し、商船三井が掲げる「青い海から人々の毎日を支え、豊かな未来をひらく」という理念を表現しています。この新造船の竣工は1月14日と予定されており、その後、最初の積み地であるアメリカに向けての航行が始まります。
本船は、最先端のMAN Energy Solutions社製のエンジンを搭載しており、従来型のLNG船に比べて燃料消費の効率が向上しています。このような設計は、環境への配慮を最優先にしたものであり、商船三井の「環境ビジョン2.2」に基づいた取り組みの一環です。
また、商船三井はこれを機に、TOTALとの関係を一層深め、より強力なパートナーシップを構築していく意向を示しています。その中で、商船三井はLNG輸送のリーダー企業として、高品質で安全なサービスの提供に引き続き注力することを誓っています。
新造船「MOL AZURE」の発表は、商船三井の今後の成長を示すものであり、環境への意識が高まる現代において、持続可能な開発を追求する姿勢はますます重要となるでしょう。商船三井の新たな挑戦に目が離せません。