都営地下鉄の駅に音声翻訳ディスプレイの導入拡大
東京都交通局が進める新たな取り組みとして、都営地下鉄の駅窓口に音声翻訳対応の透明ディスプレイが導入されることになりました。このシステムは、外国人旅行者や聴覚障害者など、多様なニーズに対応するために設計されています。
新たな導入拡大
2023年3月13日から、都営浅草線の浅草駅、新橋駅、都営三田線の日比谷駅、都営大江戸線の新宿西口駅、上野御徒町駅、国立競技場駅の各駅で、「VoiceBizⓇ UCDisplayⓇ」が設置されます。この透明ディスプレイは、音声翻訳により13言語に対応しており、始発から終電まで使用可能です。
「VoiceBizⓇ UCDisplayⓇ」とは
「VoiceBizⓇ UCDisplayⓇ」は、顔を見ながら翻訳結果を確認できるシステムです。相手が選んだ言語に翻訳を行い、透明なディスプレイ上にそのテキストを表示することができます。これにより、多様な言語を話す方々が、駅でスムーズに案内を受けられるようになります。
対応言語
このシステムでは、以下の13の言語で翻訳が可能です:
- - 日本語
- - 英語
- - 中国語(簡体字・繁体字)
- - 韓国語
- - インドネシア語
- - タイ語
- - ベトナム語
- - フランス語
- - スペイン語
- - ポルトガル語(ブラジル)
- - ミャンマー語
- - フィリピン語
さらに、音声入力とキーボード入力による字幕表示も対応しており、聴覚や言語に障害を持つ方々にも使いやすい配慮がなされています。
東京都の取り組み
このプロジェクトは、東京都都市整備局が実施する「鉄道駅におけるユニバーサルコミュニケーションシステム整備事業費補助金」を活用しており、交通機関を利用する際のコミュニケーションを円滑にすることが目的です。外国人旅行者が東京で安心して移動できる環境を整えるため、今後もさまざまな施策が行われることでしょう。
まとめ
東京都交通局の音声翻訳対応ディスプレイの導入は、東京を訪れる国際的な旅行者や多様なニーズを持つ市民にとって、大きな利便性を提供します。この取り組みにより、より多くの方が快適に公共交通機関を利用できるようになるでしょう。詳しい情報については、「VoiceBizⓇ UCDisplayⓇ」のサービスサイトをご覧ください。
「VoiceBizⓇ UCDisplayⓇ」サービスサイト