岡山大の新クッション
2025-06-29 16:42:16

岡山大学が新たに開発したCT検査用クッションで患者の負担軽減へ

岡山大学が開発したCT検査用クッション



国立大学法人岡山大学の医療開発領域放射線科が新たに、「腹臥位用胸部クッション」を開発しました。このクッションは、CT検査や治療中に患者が腹臥位(うつ伏せ)で長時間横たわる際の負担を軽減することを目的としています。患者の快適性向上を図り、看護師のポジショニングにかかる負担も軽減するために、アズワン株式会社との共同研究のもとで行われました。

患者の快適性を最優先にした設計



CT検査や治療において、患者は時に数時間も同じ姿勢を保持しなければならず、胸部や肩にかかる圧力で不快に感じることが多いのが実情です。特に腹臥位での検査は、その姿勢を維持すること自体が患者にとってのストレスとなり、結果的に検査の品質にも影響を与えます。そこで岡山大学の研究チームは、医療現場でのニーズを受け止め、患者の快適さを最大限考慮したクッションの開発に取り組みました。

経過と研究の背景



この研究は、実際の医療現場での観察を重ねることから始まりました。看護師たちとのヒアリングを通じて、患者がより快適に検査を受けられる環境を整えることが求められていました。開発チームは、さまざまな素材や形状を試行錯誤し、使用する患者からのフィードバックを受け取る中で理想的なクッションの形状を見つけ出しました。

医療従事者の意見も反映



今回の開発にあたっては、医師や看護師、放射線技師が集まり、意見を交換しながら理想のクッションについて議論を重ねました。CT装置を使った評価を繰り返し、患者の負担を最小限に抑えられる形状と硬さを追求しました。

期待される効果



この新しい腹臥位用胸部クッションを使用することで、長時間の検査中でも患者は安定した姿勢を維持しやすくなります。これにより医療従事者がポジショニングにかかる時間も短縮され、スムーズな検査や治療が実現することが期待されています。患者からも高評価を得ており、その快適さは今後多くの医療施設での導入が待たれます。

結論



岡山大学とアズワン株式会社の共同研究プロジェクトは、医療現場における快適性向上へ寄与するものです。岡山大学病院は地域医療の中心として、今後も新しい技術や研究への取り組みを続けていくことでしょう。このプロジェクトは、持続可能な医療を実現するための重要な一歩であり、今後の進展がとても楽しみです。


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