中古億ション急増
2026-05-19 12:34:02

東京23区における中古億ションの急増とその背景とは

東京23区における中古億ションの急増とその背景



不動産情報サービス「LIFULL HOME'S」によると、東京23区で流通する中古マンションの中で1億円を超える「中古億ション」が増加しています。この調査によると、2025年の中古億ション率は18.8%になる見込みで、2020年の3.4%から大きく上昇しています。この傾向は特に都心部で顕著で、港区では中古億ションが約6割にも達するというデータが示されています。

中古億ションの急増



2015年には東京23区での中古億ション率はわずか1.0%でしたが、2020年に3.4%に増加し、2025年には18.8%に達する見込みです。この背景には、新築マンションの価格上昇があり、資材費や人件費の高騰、地価上昇といった要因が絡んでいます。これに連動し、中古マンションの価格も上昇しているため、多くの住宅購入者が億ションを選択するようになってきています。

特に注目すべきは、港区、千代田区、中央区の3つのエリアです。港区の中古億ション率は58.6%、千代田区は53.8%、中央区は49.6%と、有名な地域の中古マンションの約半数が億ションであることがわかります。これらの数字は、いずれも2020年から30%以上の増加を示しており、都心部の不動産市場の活況を物語っています。

都心部の不動産市場の特徴



都心部における中古億ションの高まる需要は、いくつかの要因によるものです。一つは、新築マンションの価格が急騰していることです。この現象は、円安や資材価格の高騰、人手不足による人件費の上昇が直接的な要因となっています。したがって、新築マンションの供給が限られる中で、中古マンションがより魅力的な選択肢となっています。

さらに、中古マンションは新築に比べて購入後すぐに住める利点があり、特にリフォームの必要がない場合には、スピーディーに引き渡しを受けられます。これにより、購入希望者は早期に居住可能な物件を求める傾向が強まり、市場の需給バランスが崩れる原因となっています。

中古億ション市場の将来性



中古マンション市場の活況は、今後も続くと予測されています。その理由の一つは、新築マンションの供給が減少しているため、価格の上昇が続く可能性が高いからです。また、イラン情勢の影響で「ナフサショック」が顕在化し、資材費や物価の上昇を引き起こす懸念もあります。これに伴い、新築よりも中古マンションのニーズが高まると考えられています。

さらに、湾岸エリアの一部では価格調整も始まりつつあるものの、依然として中古マンションは選ばれやすい立地に在庫が豊富です。これからも市場の変化に応じた柔軟なアプローチが求められるでしょう。中古億ションの流通が増えることで、東京都心の不動産市場は一層活性化することが期待されます。

まとめ



東京23区において中古億ションの割合が急上昇している背景には、様々な経済的要因が影響しています。投資としての価値も含めて、不動産購入者の選択肢は広がっており、今後の市場動向には注意が必要です。特に都心部の不動産市場が持つ魅力は、今後も引き続き多くの住宅購入者を惹きつけるでしょう。


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