レガシーシステム刷新を加速するモンスターラボと電通総研の連携

モンスターラボと電通総研が提携

株式会社モンスターラボジャパン（以下、モンスターラボ）は、株式会社電通総研との連携を発表し、レガシーシステムの刷新による企業変革をサポートします。この取り組みは、生成AIを活用したレガシーシステム刷新サービス『CodeRebuild AI』と、電通総研のローコード開発プラットフォーム『iPLAss』との結びつきにより、企業が抱えるシステム課題を包括的に解決することを目的としています。

レガシーシステムの現状

多くの企業が直面する問題は、レガシーシステムのブラックボックス化です。IT人材不足に加え、複雑なシステム構造が明らかにされにくく、思うように刷新が進まないのが現状です。そこで、モンスターラボは2023年に生成AIを活用した『CodeRebuild AI』を導入し、システムのモダナイゼーションを目指してきました。このサービスは、リバースエンジニアリングを通じてシステムの可視化を実現し、企業が持つ旧システムを解析し新たなビジネス価値を提供します。

連携の利点

今回の提携により、モンスターラボが『CodeRebuild AI』を通じて生成した構造データは、電通総研の『iPLAss』にシームレスに統合されます。このプロセスは、以下のようなメリットを提供します：

- ブラックボックス化したシステム情報の可視化
- 生成AIを活用したデータの最適化
- 工数の削減による開発効率の向上
- 新システムのメンテナンス性と持続可能性の実現

『iPLAss』とは

『iPLAss』は、2012年に電通総研が提供を開始したローコード開発プラットフォームです。開発効率を高めるために設計されており、ノーコード、ローコード、プロコードの柔軟な組み合わせを活用し、高速でアジャイルな開発を実現します。これにより、開発にかかる時間とコストを削減するだけでなく、企業のニーズに応じた柔軟なシステム構築が可能になります。

モンスターラボの取り組み

モンスターラボは、今回の連携によって「変革に強いIT基盤」を築き上げることを目指しています。常務執行役員でAPAC CTOの平田大祐氏は「この連携は、生成AIを活用したレガシーシステムの刷新をさらに持続可能なものにするステップです」とコメントしています。これにより、企業は自社の資産を効果的に活用し、持続的な成長をサポートできるようになります。