第43回日本受精着床学会での最新研究発表
2025年8月28日と29日、名古屋マリオットアソシアホテルにて開催される第43回日本受精着床学会総会・学術講演会で、株式会社EXORPHIAが最前線の研究成果を発表します。この学会は生殖医療や発生・着床の研究において国内でも有数の権威を持つイベントで、多くの医療専門家や研究者が集まる重要な機会です。
発表内容
今回の発表テーマは「高齢マウス胚に対するMSC-EVの質的改善効果:妊娠に向けた有望なアプローチ」です。この研究では、臍帯由来間葉系幹細胞(MSC)から得られる細胞外小胞(EV)の胚培養への応用を探るもので、注目すべき結果が得られています。具体的には、MSC-EVを使用することで、胚盤胞率が上昇し、胚盤胞の到達時間が短縮され、さらには胚の全体的な質も改善されることが確認されました。
特に、ヒトで40代後半に相当する高齢マウス胚においてもこの改善効果が見られたことで、今後のIVF(体外受精)培地への添加剤としての臨床応用も期待されています。研究の筆頭著者である金子いずみ氏(当社創薬研究部部長)による発表は、非常に注目されることでしょう。
発表詳細
- - 日時: 2025年8月28日(木) 16:00~17:10
- - 会場: 名古屋マリオットアソシアホテル 17F「ルピナス」
- - 形式: ポスター発表(フリーディスカッション)
- - ポスター番号: P-23
MSC-EVの研究は、ただの理論にとどまらず、実際の臨床現場での応用が期待されています。来場予定の方は、ぜひ私たちのブースにお立ち寄りください。
責任ある研究開発への取り組み
近年、EVや幹細胞を用いた自由診療が広がる一方で、その安全性や有効性については十分な検証ができていない現状があります。私たちEXORPHIAは、このような状況とは対照的に、研究の品質・安全性・倫理性を最優先に考え、専門家の助言や学会での交流を通じて科学的な根拠に基づいた研究と事業化を進めています。
今後も当社はEV研究を通じて、医療の発展に貢献していく所存です。イベントに参加される皆様からのご意見や関心をお待ちしております。
会社概要
株式会社EXORPHIAは2019年に設立され、東京都千代田区に本社を置いています。私たちの主な事業としては、細胞外小胞(EV)を用いた医薬品や試薬の開発・販売を行っています。責任ある企業として、今後も医療研究の最前線で活動し続けます。
お問い合わせ先
株式会社EXORPHIA
広報担当
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TEL: 03-6824-0550