五反田TOCビルで始まる実験的コワーキングスペース「特区」
東京都品川区にある歴史的なTOCビルで、新たなプロジェクト「特区」が2026年2月9日から始まります。本プロジェクトは、株式会社久米設計のソーシャルデザイン室を含む3者が協力し、解体時にゴミゼロを目指す「サーキュラー内装」を実現することを目的にしています。歴史深いこのビルを舞台に、新たな価値と可能性が生まれることが期待されています。
プロジェクトの背景
1970年に開業したTOCビルは、日本の産業を支え続けてきた重要な場所です。五反田バレーというITスタートアップコミュニティと「まち全体をキャンパスに」という理念を掲げる五反田バレーユニバーシティ(GVU)が手を組み、地域の可能性を広げる実験場を設けることになりました。
この「特区」では、未利用の低層スペースを活用し、アダプティブリユースやサーキュラー内装など、持続可能な手法を実践することで、地域のコミュニティを活性化させることを目的としています。
空間の使い方と「設計知」の実装
「特区」では9坪という限られた空間を活用し、利用者の意見を基にリアルタイムで空間やルールをアップデートする実験的な運用が行われます。久米設計ソーシャルデザイン室は、その取り組みにおいて「設計知」を提供し、地域の新しい可能性を探ります。ここでは、ビールケースやパレットを使い、持続可能な内装デザインを実践することで、解体時にゴミを出さない空間作りを実現します。
ゴミゼロを追求するサーキュラーエコノミー
特区に導入される内装は、リユース資材を活用したもので、例えばビールケースを使ったスツールや、パレットを利用した什器が設置されています。これにより、最小限の介入で最大限の価値を生み出し、将来的に解体する際にもゴミを出さないよう計画されています。これらの取り組みを通じて、持続可能な社会の実現に寄与することを目指しています。
多様な活動を行うための空間デザイン
特区には、「ジャイアントテーブル」と呼ばれる大きなテーブルが設置され、個人作業からイベントまで様々な活動を受け入れる柔軟性を持ちます。また、「TOC文庫」を通じた本の交換も行われ、交流の場としての機能も果たします。このように、利用者の行為を誘発するデザインが施されています。
今後の展望
「特区」の実験を通じて得られた知見は、地域の持続的な成長や新たなコミュニティ形成の参考にされる予定です。久米設計ソーシャルデザイン室は、これからも五反田エリアにおけるエリアマネジメントに取り組み、次世代の働き方を支える場を構築していく所存です。
施設情報
- - 名称: 特区 - 実験的コワーキングスペース-
- - 運用期間: 2026年2月9日〜2026年3月末
- - 場所: 東京都品川区西五反田7-22-17 TOCビル 1階イートインコーナー内
- - 利用料金: 無料(事前登録制、規約への同意が必要)
- - 運用主体: 株式会社テーオーシー、一般社団法人五反田バレー、五反田バレーユニバーシティ
- - 協力・協賛: 久米設計ソーシャルデザイン室など
今後の「特区」の展開に是非ご注目ください。地域に根ざした新たな挑戦が始まる瞬間を見逃せません!