渋谷ヒカリエで楽しむ新たな文化体験
2025年5月、渋谷ヒカリエでは多様なアートイベントが展開され、訪問者を魅了すること間違いなしの内容となっています。今回はそのひとつひとつのイベントに焦点を当ててご紹介します。
BDC DANCE THEATER「流れに流されてどこへでも」
5月1日からのこの公演では、ネザーランドダンスシアターの世界的ダンサーたちが集結し、髙浦幸乃や福士宙夢らが新進振付家ディモ・ミレフによる新作を上演します。公演のテーマは「親密さと連帯感」。限られた席数の中で、ダンサーたちの息遣いを感じられる特別な舞台が展開され、つながりの儚さや美しさが身体表現で描かれます。これは、舞台芸術の真髄に触れる貴重な機会です。
チェリ子の東京初個展「CaptureD-C」
5月8日からのこちらの個展では、イラストレーター・チェリ子が描く可憐な少女たちの作品が展示されます。作品には繊細なタッチや多彩なモチーフが使われており、観る者を魅了します。また、ライブドローイングやオリジナルグッズの販売、さらには作品制作の過程を聴くことができるギャラリートークも予定しています。特に、チェリ子が手がけた『うたごえはミルフィーユ』の新作も楽しめるので、ファンは見逃せないでしょう。
迫 稔雄の「嘘喰い」原画展
4月29日から5月6日まで開催されるこのチャリティ原画展では、迫稔雄の名作「嘘喰い」の原画が展示されます。特に注目は、26巻281話の全ページが展示されるということで、多くのファンからの期待が寄せられています。このイベントは入場無料なので、気軽に訪れることができます。
DIG - デザインとアートの新たな価値を探る
5月15日から20日には、デザインとアートをテーマにした展示「DIG」が行われます。制作を通してデザインの価値やアートの表現の幅を探ることができる新たな試みに触れられます。
文芸アートパネル展「イロドリのコトノハ2025」
5月22日から27日には、文芸とイラストレーションを融合させた新しい形の展示が展開されます。短歌や俳句、詩に新たな視点を提供し、詩歌の魅力を感じられる体験型のアートイベントとなるでしょう。
料理をアートとして体感 - FPA PROFESSIONAL FOOD PHOTOGRAPHY AWARDS
こちらは5月29日から6月3日まで開催され、料理や食品にまつわるプロの写真作品が集結します。食とアートが交差するユニークな視点を楽しむことができ、文化的な表現方法としてのフードフォトグラフィーに触れる機会です。
昭和グラフィック黄金時代を振り返る
その後、Bunkamura Gallery 8では「ジャパン・アヴァンギャルドポスター見本市」や、井本真紀のガラス作品を展示する「日日是工芸」と、昭和のポスター藝術や新進アーティストの個性豊かな作品が揃います。
この春、渋谷ヒカリエで行われるこれらのイベントは、アートや文化を愛するすべての人にとって見逃せない体験です。ぜひ、足を運び、貴重な作品やパフォーマンスに触れてみてはいかがでしょうか。