新幹線で新たな物流時代へ!「東海道マッハ便」サービス拡充
JR東海が提供する法人向け即日荷物輸送サービス「東海道マッハ便」が、2023年7月1日よりサービス内容を大幅に拡充しました。このサービスは、東海道新幹線「こだま号」の業務用室を利用しており、これまで以上に迅速な荷物輸送が可能となります。
「のぞみ号」「ひかり号」の活用で速達性アップ
新たに「のぞみ号」や「ひかり号」の業務用室も利用対象に加わることで、輸送の速達性が一層向上します。これにより、荷物の到着時間が大幅に短縮されるため、ビジネスシーンにおいて重要な役割を果たすことが期待されています。例えば、2025年3月のダイヤ改正に伴い、新幹線の各区間で到達時間の平均値が10分単位で切り上げられます。ただし、荷物の受け渡しに必要な時間は除外されるため、実際の利用には事前の計画が必要です。
拡大するサービス対象駅
サービスの対象駅が、東京駅、静岡駅、三河安城駅、名古屋駅に加え、京都駅と新大阪駅を含む計6駅にまで拡大されました。これにより、荷物の集荷や配送がより便利になり、法人のお客様にとっても利用の幅が広がります。特に、「ひかり号」の静岡駅と名古屋駅では、8月以降にサービスの開始が予定されています。また、京都駅は7月17日から利用開始となる予定です。
物流事業者との連携がカギ
「東海道マッハ便」を利用するためには、物流事業を担うジェイアール東海物流株式会社との契約が必要です。その上で、利用日の約1週間前までに具体的な利用内容を確定することが求められます。これは、荷物の種類や数量、利用する列車などを事前に決めておくことで、スムーズな輸送が可能になるためです。
環境に配慮した輸送手段
「東海道マッハ便」は、東海道新幹線の特性を活かし、高速で正確、低振動、また環境負荷が小さいという利点を持っています。これにより、持続可能な物流サービスを提供し、企業のCSR(企業の社会的責任)活動にも寄与することが期待されています。JR各社や全国の新幹線沿線地域の事業者とも連携し、新たな需要を創出することで、さらなる発展につなげていく方針です。
お問い合わせと申込み方法
「東海道マッハ便」に関する詳細な情報については、東海旅客鉄道株式会社またはジェイアール東海物流株式会社の新幹線荷物輸送担当にお問い合わせいただけます。公式ウェブサイトでも詳細情報が提供されており、利用を希望する企業はぜひチェックしてみてください。
これからも、新幹線を利用した快適かつ迅速な荷物輸送が多くのビジネスシーンにおいて求められることでしょう。「東海道マッハ便」の進化に注目です。
最後に
今後もJR東海の動向や新たなサービスが続々と発表される予定ですので、目が離せません。法人向けの荷物輸送がこれまで以上に便利になる「東海道マッハ便」に、ぜひご注目ください!